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2015年8月 2日 (日)

オーディオについて

オーディオについて改めて考えてみました。

矢張り何と言っても一番重要なのは部屋ですね。

勿論機器がなくては音は出せませんが(汗)。

大きく捉えるとこの組み合わせで音は如何様にも変わリ、楽しめたり逆に悩み、苦しむことになります。

今回は部屋は置いといて機器について我が家を例にして考えてみたいと思います。

オーディオは大きく分けて

1.アナログ入力

2.デジタル入力

がありますね。

私は入力が複数ある場合、出音傾向が同じでは勿体ないので敢えて機器の持つ素性の違いを最大限引き出せるようにして少しでも多様性が楽しめるようにしています。

つまり1.2.それぞれ新旧のモノを用意して音味の違いを楽しみます。

1.については比較的新しいLP12+カートリッジ(KANDID)に対し一方は大昔の電音ギアドライブ(約75年前?)を使用しています。

年内にはLP12はKANDID用にカスタマイズしたユーフォリックを導入(予定…今度は間違いなし?)してより洗練されたアナログの音を楽しめる様にします(更なる向上を期待して)。

対して電音ギアドライブは先般SIC-MOS導入のフォノイコを導入してしっかりと大地に根付いた大木のように太くて逞しくてパンチのある音を楽しんでいます。

現状から判断しても両者の音の傾向はまるで違います(カートリッジの差替えはある程度固定していますのでこれ以上の音味の違いは志向しません)。

食事で言うといつも和食ばかりでは飽きるのでたまには洋食を(逆でも良いけれど...)と言った感じです。

音に関して言うとそのどちらもがお互いにないモノを持ち合わせていますので切替えて楽しむには丁度良いのです。

2.についても同じことが言えます。

CDPが同じでもDACが違うと当然音味は違います(逆も又真なり)。

ただアナログ以上にこれは新しいモノなので下流の機器との組合せ等々で意外とシビアに合う合わないが出て来るようです。

例えばSPが最新の高解像度のモノであればやはりDACも新しいモノの方がノイズと言う点では優位なようです。

これはアンプについても言えますが...。

大雑把に分けて真空管とトランジスタで言えば歪成分の面では明らかに真空管は劣ります。

逆な言い方をすれば真空管をベースにすればチープな部屋でも古いSPでも粗を出し難いので合わせ易いとも言えます。

ノイズ(聴感上明らかなノイズと言うことではない)が雰囲気を醸し出しているのです・・・楽しめる音を作り易い・・・経験上。

上記は全て各自の考え方・方向性によるので何を選ぶかは飽く迄もお好み次第と言うことでしょうか。

DACについて過日我が家でも現行のES-9018搭載のDACに加え10年位前のFN1242A搭載のDACを導入しました。

我が家においては圧倒的にFN1242Aの方が楽しく音楽を奏でてくれてそれこそ表情豊かな音楽が楽しめます。

これも場所(環境)が変わるとそれほど差がなかったり、又チップの新旧の差がやはりノイズとなって出て来ると言ったこともあるようです。

つまり↑に述べた下流の機器との組み合わせ次第で如何様にも評価が割れることも有り得るのです。

我が家はどちらかと言うと比較的古めの機器が多いのでチップが10年位前のモノを搭載したDACの方がより能力を発揮したと言えるかも知れません。

解像度抜群のSPであれば高域のノイズが気になるかも知れない。

有体に言えば全て組み合わせの妙(各素材の長所・短所の見極め)に掛かると言っても過言ではありません。

各自が求められる音(方向性)に対して組み合わせがピッタシ決まれば何であれ自ずと気持の良い楽しいサウンドが得られるのではないでしょうか。

最後になりましたがその為にもやはり部屋(空間)が最も重要なのです。

これが駄目だと幾らやっても意味がない、つまり闇雲に高額な機器だけを列挙して構築しても粗(個性)が強調されるか又は逆にスポイルされるか等々して全く意味がないと言うことにもなりかねません。

全ては部屋を始めとした絶妙なバランスの上に成り立ってこそ初めて完成の域に到達するのではないでしょうか。

オーディオを楽しむにはコストは掛かりますが全て機器のトップ・グレードを狙う必要は更々ない、それ相応でもやりようによって充分楽しめると言うことを知っておきたいモノです。

勿論我が家は全ての面(環境・システム・ソフト等々)に於いて未だヽ不充分ですが...、そろそろ時間切れのようです(汗)。・・・今回は電源には触れませんでしたが勿論良質な電源が利用出来れば鬼に金棒なのは間違いありません。

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