導入後1週間が経ちましたのでその間受けた感動・感激の感想をば...。
ひとこと アナログ万歳!!です(爆)。
ステレオ再生はこれでお終いと思わせる再生音となりました(少ない経験上での感想ですよ)。
まさに激変です。
LP12・電音ギアドライブ何れも大変貌しましたが取分けLP12のステレオ再生に置いては唖然!!とする位の大化けです。
流石怪物、KANDIDです、今般導入の相棒UPHORIKによって一皮どころかそれ以上の大変身を遂げました。これはKANDIDへのカスタマイズが功を奏したのでしょう。
一番の変わり方は(少し前までは)最近のLPは昔(1980代以前)に比べ良くないな~、と言うのが私の素直な感想でした、が今回UPHORIK導入によってそれらのLPを改めて聴くとまさに「何じゃ、こりゃ~」と言う具合に評価が一変したのです。
やはり肝心要の相棒たるフォノイコの重要さを改めて思い知らされた次第です。
正直UPHORIKに接続してLPを取っ換え引っ換えして聴いていてツクヅクLPって良いな~、と思いました。UPHORIK恐るべし!!
結果これを聴く前と後では考え方が180度変わりました(汗)。
それは
今後も同じアルバムでLPが発売されるなら迷わずLP入手を優先する(ただし、殆どの場合CD先出しでLPは後出し(しかも殆どが限定盤)のような気もするし又必ず併売されるとは限らないので(聴いて見たいアルバム)両方とも入手出来なくなる愚だけは避けたいのでここが思案のしどころですね~(汗))。
UPHORIKが加わったからと言って安心は出来ません、肝心要の再生のポイントはアームの高さや針圧が肝、だからです(汗)。・・・勿論我が家はバッチリです。
さて導入日当日、厚木店長さんから...「PMCからこのような雰囲気が出る事自体驚きです」とのコメントを頂きました。
百戦錬磨の猛者である厚木店長さんからこのような言葉を頂けたのは話半分・お世辞であっても嬉しいです(汗)。
我が家は基本おおらかに鳴れば良いと思っているのでこの点だけは以前から村田さんからも良く言われていました(システムだけの効果ではない、環境含めてと言うことでしょう)。
セッティング当日以降、変化が大きかった事象を上げておきます。
vo・楽器等の深み・質感・躍動感・スピード感・力強さ・潤い・浸透力等々の表現力が段違いに良くなった(まさにLINTOとは別物)。
日を追う毎に良くなってまさに素材を浮き彫りにし恰も料理人の腕が上達しテイストが上質になったかのように感じます。
言葉では簡単ですがこれって凄いことだと思います(SARAH BRIGHTMANのTHE PHANTOM OF THE OPERA(オリジナル2枚組のvoと演奏などは今までは味わえなかった静寂さとダイナミックスさが楽しめます)。
今思うにLINTOはUPHORIKに比べると線が細く(勿論アナログだけれど)デジタルみたいだったように思います(それ位差が大きい)。
だからその時点では余計に電音ギアドライブの太くてエネルギッシュな音に痺れ・魅かれたのでしょうね~。
今回の変更後でも意識して聴くと勿論LP12と電音ギアドライブの音の太さ(の質)は違いますがそれはステレオとモノラルの醸し出す根本的な音の違いだけのように思いました。
LP12がUPHORIKを通して奏でる音楽は物凄く太く力強く立体的になりました。
これは予想以上です(私自身、導入前は今のデジタル時代のアナログ再生のフォノイコなのでどちらかと言うと更にデジタル寄りの音作りになっているのではと多少危惧していましたがこれは完全なる思い過ごしであり、杞憂に終わりました)。
その意味でLP12・電音ギアドライブ両者ともに音楽演奏上においては全然違和感はありませんのでそれぞれの表現が実に楽しいのです。
フォノイコの変更の対象がLINTOなのでステレオの話中心になりましたがUPHORIKはMMも使用出来ますので我が家の場合は電音ギアドライブのMC高出力タイプの汎用モノ・カートをMM型の範疇でカスタマイズして頂きましたのでこれも楽しめます。
アート・ペッパーやバディ・リッチ、ベン・ウエブスター等々のオリジナルモノラル盤は流石に素晴らしい音楽的表現(音が軽々と出るのですね~)が楽しめます。
オーディオの最終目的は何を使って(=どんなシステムで)聴くかではなく音楽をどう聴くか、なので(入口からSPまでの)システム構成は問題ではありません。
同様に金額的に高い、安いは論点違いも甚だしくどんなシステムであれ聴く者にとって納得の行く最上のパフォーマンスが得られるようにするだけです。
○○と言うSPだからこんな音がすると言う先入観・固定観念がある人はきっとそれ以上に自分仕様に仕上げられずにそれを(自らの情熱・能力ではなく)機械の所為にしているだけです。
このSP、こんな音がするんだと言う驚き・感慨が得られて初めてシステムに縛られず、つまり脱皮(自分仕様の音に)出来たと言えるのではないでしょうか。
だから、システム構成だけではなく一にも二にも環境整備(ルームチューニング)が必要なのですね。
何だか、益々LP(の魅力)にぞっこんとなりました(汗)。
今は兎に角LPを聴くのが楽しい!!。
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