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2015年12月 3日 (木)

やっぱアナログだね!!

先日音楽は楽しい(11/4)をアップしたばかりですが、フォノイコUPHORIK導入して約1ヶ月経過した今、中でもUPHORIKで聴くステレオ音源が一番楽しいことを改めて実感させられました。

1.LPステレオ音源(LP12)・・・エナジー・質感の向上が半端でない、線の太さも単純ではなく複雑に入り組んだモノでモノラル音源が横振幅のモノクロの極太書きとするとステレオ音源はカラー(油絵)の縦横振幅の厚みのある極太書きのイメージで聴感上もモノラルより図太く今までのイメージとは逆転してしまった。

つまりステレオはうねり(ひねり)のある太さでグイグイと押しまくって来ます。

事実我が家での過去行った検証ですがAKIVAの時ait lab DACとの音質差が分からない位の近似でした。

それは今思うと両者とも線が細く似たエナジー・質感であったことによる。

その後KANDID導入で明らかな差が出た為同様のチェックは不要と思い、しませんでした。

更にその後FN1242A DACを入手してCDも太くなった感じを持ちました(でも差はある)。

そして今回UPHORIK導入で↑となった訳です。

アナログのステレオ再生でこれだけのエナジー・質感が味わえるとは正直思っていなかったので結果は予想以上でした。

加えて表現力(ディテール)が微に入り細に入り富んでいて実に素晴らしい。

食レポの彦麻呂風に言えば「音の宝石箱」や~、となりますがアナログの場合は上辺だけの煌びやかさだけでは毛頭ありません(汗)、兎に角今まで味わったことのない感動が味わえるのです。

2.LPモノラル音源(電音ギアドライブ)・・・ステレオほど表現が多彩ではありませんがモノトーンのグラデーションに深みがあるので音も比例して深みがあり、それがストレートに放射されるのでとても爽快感がありそれはそれは魅力的です。

つまりモノラルは単純明快な太さが身上です。

3.CD音源(FN1242A搭載DAC)・・・1.2.にない音源を聴く、つまり音源の補完に重宝します(比較すること自体次元が違い無意味なのでそれぞれの特色を楽しむ)。

楽器の音なんかは素人では中々判断し難い部分ではありますが人の声、特に昔聴いた歌謡曲・ポップス・ジャズ等々知った方の声は特にリアリティ溢れる声が再現・表現されているのが分かります。

ドスの利いた低い声・ソフトな低い声・甘ったるい声・爽やかな声等々多岐に亘りますが今までとひと味もふた味も違い、実にリアルで生唾ゴックンモノです。

特に低音域の声なんかはゾクッとするモノがあります。

楽器類は判断が難しいと書きましたが比較することで良く分かります。

私自身特に大昔クラシックギターを少し齧ったことがありますのでギターの音色は良く分かります。

全てに共通しているのは音が濃くて深いのですね~。

奥行き・幅があるので実に安定感があります。

そして切れ味は天下一品です。

ただ問題はLP12+KANDID+UPHORIKのラインが醸し出す音を日々楽しんでいると先行き心配がないではありません。

それは針の摩耗です(汗)。

KANDIDについてはこれで打ち止めのつもりでAKIVAからバージョンアップしたのでその時点では将来、摩耗による針交換は毛頭考えていませんでした(つまりこれで打ち止めのつもりでした)。

それが先日厚木店長さんが見えられた時いみじくも言われました。

この調子だと針交換が有りそうですね、と...。

年金貧乏な私にはKANDIDはUPHORIKより高価な針なので容易に交換は出来ません(汗)。

本来MC型は針交換は出来ませんがオルトフォン方式に右へならへで針交換価格で本体交換が可能なのが救いですがそれでも結構な価格になります(汗)。

これからはそれを見込んで更なる節約をして行くか、それまでに私の寿命が尽きるかですがどちらにしてもハッキリいつとは予測不可なので中々難しい問題ですね。

まぁ、今はそう言うことを忘れて目一杯楽しんで日々過ごせればその時位は体の痛みも少しは忘れることが出来るかな~と楽観視しています。

それにしても導入時点ではここまで化けるとは思っていませんでしたのでホンと予想外のことでした。

今は厳寒期への過渡期なので暫くは夜だけの限定使用(暖房の関係で)が続きますが暖かくなれば昼間でも聴くことになるでしょうから針の寿命が益々心配になるのは避けられませんね。

この記事をアップするに当たり念の為、同じようなタイトルの記事が過去にあるか調べてみたらありました(汗)。

アナログ最高!!(11/6/29アップ)と言う記事でした、が中味は全然違います(当たり前だ)。

最後に同じLPでもやはり現在のLPよりは80年代以前のアナログ録音の方が質感(艶)が良く、より音がしっくり耳に馴染みます(こればかりはハイレゾ音源を使用してもアナログ録音・音源の滑らかさを凌駕することは音源の出自上無理なので止むを得ない)。

とは言いつつ現在併売のCDよりは良いので今後も少数でも併売のLPの発売があれば(モノにより)購入したい。

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