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2016年3月25日 (金)

過ぎたるは猶及ばざるが如し!!

表題の件、私自身の過去の経験・反省からの思いです。

大昔改造大好き人間だった私はMJ誌で採り上げられたビシェイと言う素晴らしい抵抗の記事を目にした時、改造中のアンプに是非導入したい、と言う欲求に駆られました。

ビシェイは無誘導金属箔抵抗でリード線も無酸素銅でした。

私は当時メーカーで採用するより早くこの抵抗の音が聴きたくて秋葉原の海神無線に通っては少しずつオーダーして入手しました(結果的にこんな高価なモノはおいそれとメーカーは採用しないと言うことも相当の時間を経過してやっとマークレビンソンのプリで採用されたのを見て知りました(汗))。

何せ単価がべらぼーなので一挙には購入出来ません。

そしてこの当時在庫を置くことはなく全て受注生産でした。

私は最終的には真空管パワーアンプ10数台とプリアンプ数台、そして糸ドライブVTT-1のコントロールユニットの内部等に置換出来るモノは悉く置換して行きました(ただ現在ビシェイ搭載機器は全て処分して手元には一切ありません)・・・他にコンデンサー、配線材(無酸素銅エナメル線絹巻和紙巻・・・特注)も置換。

当時、結果には満足していましたが、反面(当然と言えば当然ですが)元の味は失われて行きました(ビシェイの支配力が優り過ぎた)。

素子個々の優秀さだけでは音作りは上手く行かない、と言う教訓でした。

全てがバランス良い適材適所のブツの投入(の考え方)がやはり功を奏するのです。

翻ってこれは機材のみならず部屋(空間)でも又今コミュで流行りのWFでも然りです。

良いと思って同じモノばかりで構成したり追求すると思わぬ(良からぬ)個性が首を擡げて来てしっぺ返しを食らいます(汗)。

一番重要なのは何かをじっくりと考える必要があります。

音(だけではなくこの世)は全て絶妙なバランスで成り立っています。

あちらを立てればこちらが立たず、では不味い訳でトータルグレードのレベルは別にしてバランス良く楽しめるのが何より一番です。

後は(たまたまであっても良いけれど)この記事を読まれ、ピーンと来る方は是非バランスを第一義に物事をお進め下されば良いのではと思います。

薬と一緒で完全な万能薬・特効薬はありません。必ず何がしかの副作用が付きものです。

特に劇薬(含む覚せい剤等の危険ドラッグ)は怖いし、かと言って全く効能がない(良くある誇大広告の話)のも何だかな~、ですがじわじわと効く程度が一番ではないでしょうか。

塵も積もれば山となるの例え通りじわじわ効く程度でもシステム並びに環境全てを見渡せばこの地道な積み上げが一番(急がば回れ)のように思います(後は嗜好する方向で良くなれば更に良い)。

(この記事は賢明な皆さんには釈迦に説法でしょうが)イケイケドンドンではなく時々は立ち止まって(振り返って)良~く考えるのも良いかも、ですね。

以上私自身の反省に立った独り言でした。お後が宜しいようで...。

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コメント

南国さん、初めまして。

コメント有難うございます。

私の経験談なので偏っている事情もありますが...。

サーロジックとは昔からお付き合いがあります。

我が家も後方にはズラリと角度を変えたりして並べてあります。

融け込んでいて何の不満もありません。

要は個の配力が顔を覗かせなければ良いと思っています(好きな方向であれば又別でしょうが)。

又色々とお聞かせ下さいませ。有難うございました。

投稿: EVA | 2016年4月 7日 (木) 18時45分

小物系は侮れないんですよね。
重ねて使うと、イッチョマエにその音になるんで。
私が知る限り「いくら使っても問題ない」と言えるものは、

・ラダー型ケーブル(ただしプラグに左右され、その選び方が難しい)
・サーロジックのパネル(リスナー後方に置くパネルに関しては多いほうがいい)

くらいですかね…

投稿: 南国 | 2016年4月 7日 (木) 16時48分

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