先日コミュを見て感じたことです。
それは所謂定位の問題です。
評価されている人はコミュ内では知らぬ人はいないと言う大物だそうです(汗)。
掻い摘んで再現すると
1.居心地が良いのは、左手ダイニング側の天井吹き抜け際の椅子
2.真逆の右手奥が本人の定位置だとか
3.音楽と対峙する場所は、センターの吹き抜け際辺り
と評価されていました。
この家は(以前コミュの記事で)見た時の記憶ですが左側が大きく開いてリビングになっています。
つまりオーディオスペースとして考えると左右非対称、英語で言うとアンバランスと言うことですね。
音は空気の流れに沿って流れます。
最初に部屋の非対称の欠点を出来るだけ調整してリスポジを決めるのがオーディオのセオリーです。
↑の状態で何の違和感も感じなくて常日頃聴いている本人は耳(のバランス)が変なのかそれともクラシック音痴になっているのかどちらかでしょうか。
つまりクラシックは楽器の編成上左右対称になっていないケースが普通のようです(中には指揮者が(含む再生上の)リスナーのことを考えて出来るだけ左右対称になるように編成している場合もあるようですが...)。
その昔は再生など無論なくて音楽はその場限りの一発勝負、つまりライヴで楽しむのが普通だった訳です。
コンサートホールのライヴ感は当然反射音が加味されて醸し出されるのである程度偏った位置に座っていてもそれなりに楽しめます。
勿論それでも座る位置によっては大きく偏ることはあります。
だから生が最高の環境とは言えない理由でもあります(スケール・臨場感等は家庭での再生音などは比較になりませんが...)。
ご本人は年に何回か知りませんが海外のコンサートにも足繁く出掛けられるほどクラシック好きのようです。
だからかも知れませんが自宅での鑑賞が非対称と言う偏った環境下でも悔いにならないのかもと思ったりします。
何であれ、全体像(バランス)が纏まっていない中で幾らSP回りばかり弄っても全体に与える影響はホンと微々たるものです(改善されない)。
(良い子?の)皆さんは余りこのような偏った環境下で聴いておられる方(全体像を把握出来ない)のご意見は真に受けない方が良さそうです(ミスリードしそうですから)。
これからオーディオを始めようと思っているあなた、巷の(ネット)情報は玉石混交と言うよりもガセネタが多過ぎます。
信奉し過ぎて大火傷を負わないようにして下さいね。
独り言でした。
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