三位一体と言う言葉はとても使い勝手の良い言葉です。
私もこのブログ上で過去どう言った事例で使ったかを改めて検索してみました。
最も古い事例が
○環境・システム・聴き手の三位一体
その次は
○環境・システム・チューニングの三位一体
で、今は
○環境・システム・ソフトの三位一体
となりました。環境とは部屋+電源のことです。
これは面白いモノで時系列に辿って行くと多少なりとも私自身の考え方の変遷が垣間見られて面白いですね。
つまり最近版で外れている「聴き手」、「チューニング」も当然欠かすことは出来ませんがそれぞれ長年に亘ってやって来たので最後はやはりソフト(勿論ソフトがなければそもそもオーディオ趣味自体成り立ちませんが...)でしょう、と言うことです。
大本がある程度良い状態になればそこで聴くソフトの質は非常に大切になって来ます。
これこそがまさに三位一体を具現化する為に欠かすことの出来ない大切なアイテムです。
世の中には予想が付かない位の多くの環境・システム・ソフトの組合せがあると思いますが私は遅きに失しますがここら辺りでソフトへのシフトを考えたまで...。
と言いつつソフトは少なく(効率良く)良いモノが集められればそれに越したことはありませんがそれほど甘い世界ではありません。
自分に合ったソフトは多少遠回りしてでも数多く聴かなければ判断が付かないからです。
理屈ではこう言っていますが要は年も食って来たし金の掛かる部分はこれ以上余り掛けたくない(掛けられない)のが本音(汗)です。
そうなれば環境・システムに比較すればソフトが一番安いので同じ金を掛けるなら集中的にやれば良いと思ったまでのこと...。
これもそうそう長く続ける必要はない訳で自分の体力(今は全然ない)・気力(未だある)と相談してやるだけです。
先日やっとCDの総枚数が確認出来ました。
以前アバウトで1000枚位かなと思っていたのですが何と1300枚を優に超えていました(汗)。
尤もその中で今後も引き続き聴きたいモノはそれほどある訳でもありません(現在CD・LPとも選別作業進行中)。
一方LPは2000枚位と思っているのですがこれは確認出来ないと思います。
まぁ、現状を勘案するとやはりLP中心にならざるを得ないので今後はソフトも原則LPに絞って購入する予定です(6月以降はこの方針で実施中)。
必然的に中古が中心となるのでこれも中々大変なことですが残された時間も多くはないのでそれに合わせてのんびりとやる予定です(ホントはのんびりとはしてられないのですが慌てても碌な事にはならないので)。
私自身既にオーディオから音楽鑑賞(の楽しみ方を模索)に舵を切ったので柵からも逃れられフリーハンドに充実した音楽鑑賞生活が送れるモノと楽しみにしている次第です。
ただ、ソフトについてはオリジナルで良いモノ(特にLP)であれば言うことはないけれどこれだけ良くても結局オーディオ=音楽鑑賞としては納得出来るレベルとは言えない(人によると思うけれど私としては成り立たない)。
つまり○環境・システム・ソフトの三位一体と言うのは環境XシステムXソフトの掛け算の結果であるからです。
ひとつだけ良くてもダメだし、ホンと難しいけれどそれが奥深くて遣り甲斐・魅力のある趣味と言える訳ですね。
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最後に環境について
先ず、直方体の構造は少々大きくても問題解決には全然なりません。
音の逃げ道として二重壁にするとかリスポジ後方(含む上方)を大きく取った(フリースペース)構造にする等所謂巨大レゾネータ(消音であって吸音ではありません)を採用する(完全防音の部屋は音の逃げ場がないので最悪)など。
左右非対称の部屋は出来るだけ欠点を減らしてから皆さんがお好きなセッティング(含むアクセ弄り)とやらにかまけて下さい(爆)・・・順序が逆の場合、幾らやっても余り意味がないし、効果もない・・・ただし音の変化はある、これは何をやってもあるので本質的な問題ではない。
そして
先日やった電源の整理整頓で改めて分かったこと、それは...
げに恐ろしきは電源です。
やれRCAケーブルだXLRケーブルだ、インシュレータがどうしたこうした、○○社のアンプの音はどうこう・・・そんな下界のすったもんだを笑って吹き飛ばすほどのパワーを天上の電源は持っていますね。
電源の整備一つ(接点を一つ減らすだけでも)で全てがひっくりかえるかも知れない・・・言い換えれば電源整備もしないでアクセサリーや機器を交換するという事がどれほど無駄なお金と時間を浪費しているかという事です。
1子ブレーカ1機器接続が原則(電源タップ・壁コンやトランス使用は幾らやってもまさに目くそ鼻くそのレベル・・・次元が違う)。
たこ足配線などは無論論外。
そして既存の住宅用の分電盤の空き回路から引き出しての似非専用分電盤設置は効果は殆ど期待出来ない、あっても僅少と知るべし(私が過去通って来た道なので良く分かっています)。
良質の電源と言うのは要は元から正さなければダメってことです。その上で色々やりたいことがあればやれば良い(事情によって現状やりたくても出来ない方は早くそう言う時期が訪れることを祈念しております)。
要するにオーディオ(=音楽鑑賞)を本格的に楽しみたいのであれば全体のバランスが肝要なので環境(部屋・電源)をないがしろには出来ないと言うことです(沢山の機械に囲まれてほくそ笑んでいる人は別です)。
ですから環境を無視して幾ら機器を奢ってもハイそれまでよ、の世界なのです(所有欲は満たされ、業者は喜びますが...(汗))。
お後が宜しいようで...。
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