LPとCDの音の差は聴き方や好みによって当然、差の感じ方は違うと思いますが私が日々数時間ずつ聴いて得た感想を書いて見ました。
その前に今迄のオーディオとの関りを簡単に記しておきます。
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私がオーディオと最初に出逢った時期は勿論LP全盛時でした。
その後CDの台頭によりLPの発売が殆どなくなって行った略同時期に東京のマンション生活から将来の生活拠点として土地を購入した今の場所に家を建てました。
数年間は週一の田舎暮らしと言う二重生活を楽しんでいました。
当時は私も音楽メディアの波に飲まれて(本意ではありませんでしたが)CD再生を基本に考えるようになっていました(マンション時代の最後のアナログプレーヤはファイナル・オーディオ・リサーチ社のVTT-1(特注・・・処分済み)+ソノボックスSSS8(特注・・・現在も所有)+FR64fx(アーム内配線改造・・・現在も所有))。
ただそんな中でもLPの処分はせずに保有し続けました(いつかはきっと来るLPが必要な時代がと思い続け...)。
移住後、ここの生活もある程度落ち着いた時期にある方を訪問し、その時に出逢ったのが衝撃のLP12サウンドでした。
今振り返るとこの出逢いがなければ今のアナログ2頭体制は到底あり得ませんでした(アナログ復活!!)。
それ程その時のLP12による再生音は「目から鱗」の衝撃的なサウンドでした。
結局半年後位には導入(’06/1)することになりました(汗)・・・その方に紹介頂いたのが今もお付き合いが続いているダイナの厚木店長さんでした。
それからある程度時間が経過してもう1台の(当時オブジェと化していた)電音ギアドライブの蘇生復活(’13)が出来ないモノかと思案し出しました。
これも時間が掛かりましたが最終的に昨年10月にUPHORIKを導入した時点で一定の結論を見ました。
ここにステレオはLP12、モノラルは電音ギアドライブと棲み分けが出来たのです。
そして6月電源整備(最終章)をやった段階でアナログは我が家史上最高となったのでした。
中でも電音ギアドライブは整備個所がLP12より1ヶ所多かったこともあってまさに覚醒したのでした。
CDの方も(ステレオ・モノラル共通の)整備対象個所があったのですがアナログに比べると変化は少なかったですね。
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こう言う長い前置きを経て私が判断した音の差は以下の通りです。
CDは(収録時間が長いので)何かしらやっている時に聴く(所謂ながら聴き)のに重宝します。
音的にはどう抵抗してもデジタルの欠点は補えずアナログを超えることはない、と言うのが最終結論です。
勿論我が家の中での話ですがCDでもやり様によって随分進化して来たことも事実です。
でもアナログはやり方によってはそれ以上に化けるのです(面倒なことが多いですが...(汗))。
そして今もLPの新譜を僅かながら買い続けていますが比較すること自体が不味いのかも知れませんが同じアナログとは言えないほど最近のデジタル録音のLPは音質的に劣りますね(理由はデジタルの欠点が元凶かと)。
さて
CDが多くの場合、単に綺麗な音に比べLPは音に魂が宿っているとでも言えるような実在感があります。
だから艶・潤いがあってパワーが漲っており音楽を聴いていても楽しさ・高揚感が全然違います。
そう、デジタルはサバサバ(乾燥肌のよう)し過ぎてLPに比し面白さ・楽しさつまり高揚感・感動が伝わって来ないのです。
と言うことで
5月を以てCDの購入をストップしました(遅きに失したかも(汗))。
そして年内を目途にLPの新譜の購入もストップする予定です。
じゃ、全て止めるのかと言うとそうではなくモノラル・ステレオの状態の良い中古盤漁りをする予定です(汗)・・・全てネット購入なのでかなり博打的要素が強いですが(汗)⇒新品と言えども似たようなことだったのでこれは許容範囲内のことですね。
本物の味を知ってしまうとそれ以外は見向きもしなくなる食通の方と同じような感覚ですが私はそこまでは徹底していませんが...。
今後も手持ちのCDは聴き続けますし、気合を入れて聴くときは勿論LPとなります。
以上普段から分け隔てなく聴き続けて来た結果、行き着いた結論です。
何だかんだ言っても私は音楽を聴くのが好きなんです。
その意味で「LPよさようならCDよ今日は」と言われた時期にLPを手放さなかったことだけは長い人生の中で数少ない私の正しい判断だったと言えるでしょうか(汗)。
これで漸くソフトの購入も対象が絞られて来たと言うことでキリのない世界から部分的ではあるけれど足を洗うことが出来そうです┐(´д`)┌ヤレヤレ。
ここに「温故知新」の結果、原点回帰のアナログがメインとなったのでした。
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