おもちゃ「レーザー測定器」が届きました。
しかし私の購入目的は多くの方々とは少々異なります。
それは調整の道具としてではなく検証の道具として購入したのです。
つまり現状、我が家のオーディオルームのSPセッティング並びにパネル等によるセッティングは全て目分量(計測せず)で設置しています(極めて大雑把です)。
過去に記載したデータは飽く迄その結果を巻尺で測ったデータです。自慢になりませんが...。
ただこれでチューニングした我が家は特別問題を起こしておりません(汗)。
理由は部屋の形状は左右シンメトリーですが実態は左右の窓、カーテン、パネル、棚、置物等の位置、大きさ等々によって結果全然シンメトリーではなくなっています...、なのでトータル的なバランスを考えて(適所に)設置した結果(が全て)なのです。
と言うことでこの度おもちゃとして「レーザー測定器」(レーザー距離計 PLR15 BOSCH(ボッシュ))を導入してどれ位いい加減(汗)な設置をしているかを検証・確認した次第です(測定基準:本体後方端部・・・前面ツラで合わせた時は表示から10cmマイナスする)。
これによってmm単位の測定やらSP間とリスポジを結んだ三角形がどれほどのモノなのか言い換えるとピッタリ合わせる意味って何なの?、と言う大方の皆さんとは真逆なことをやった結果でも殆ど問題は起きていないと言うことの検証です(合わせるべきモノ、要はトータルバランスをどうするかが肝なのです)・・・聴く時だって頭は(前後左右に)結構動いているでしょ。
結果は如何に...。
従って判明した出鱈目なセッティング?を測定し直しして正しい位置に変えようなどとは些かも思っていません。
何故なら部屋の中での直接音・反射音のブレンド具合が丁度良くて今の状況が出来上がっていると思われるのでそれを敢えて壊す必要性など毛頭ないと思っているから...。
これは言い換えると単に部分的なこと(三角形)だけ厳密に合わせても何ら意味がないと言うことを立証する為の検証でもあります。
で、思い付いたのがこの実験なのです(爆)。
mm単位であ~だこ~だ騒いでいる人たちは腰を抜かすことでしょう(へへへ、抜かす訳ないか)。
<ご参考>
①部屋の大きさ(単位cm)
1.横:565
2.奥行き(スキップフロアーの同一高さの床の最後尾まで):546
3.奥行き(間仕切りなしなので開放部の最後尾まで):1,139
4.高さ
SP側(後方壁際):300
リスポジ側(スキップフロアーの同一高さの床の最後尾):482
リスポジ側(スキップフロアーの同一高さの床の最後尾~2階の天井まで*):647
*2階も窓(常に開けている)を通じて空間は繋がっているし、スキップフロアーと1階も間仕切りなし。
②SP
1.後方壁までの距離(SP最後尾~)
L:94
R:92
2.横壁までの距離(SP最外側~)
L:148
R:144
3.左右の距離(内~内間):211
4.リスポジまでの距離(L・R SP前面略中央部~)
L(~左耳まで):287
R(~右耳まで):285
5.SP(天辺)~天井までの距離:228
6.リスポジ(頭上)~天井までの距離:331
こんなところでしょうか(私自身リスポジ=スイートスポットではなく、リスニング・ゾーン或いはエリアとして捉えています、だから定位はぶれない)。
計測方法が手持ち乃至はモノに当てがっての計測なので結果表示はmm単位で出ますが↑の表示は手振れ・角度等のズレの範囲を含めてcm表示としています(加えて障害物多く他のアイテムも併用していますのでこの程度(正確とは言い難いかも)が限界です・・・実際計測してみて思いの外さっさと測ることが出来なくて結構大変でした(汗)・・・結果腰が痛くなった)。
それに目分量設置が意外に合ってるジャン、と正直ビックリ!!しました。
要はSP~リスポジの三角形は周囲の壁等の距離から割り出した位置を目安にする程度でその後は聴感でサウンドを纏めるのが最上の方法かと...。
従ってパネル等の設置位置(含む角度)は(微妙~大きく)ずれたりすることは至極当然のことなのです(逆な言い方をすればケースバイケースで大きくずらす必要もあると言うことです)。
鑑賞する状態では世の中に完全に左右シンメトリーな音楽空間などありませんし、作れませんし、必要ありません。
理由は↑の通りです。
まぁ、お互い精々耳を鍛えてアナログでバランスを整えることと致しましょう(デジタルイコライザーなど論外)。
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