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2016年11月28日 (月)

壁材は部屋の大きさによって使い分ける!!

過日、村田さんと話ししていて面白いことをお聞きしました。

壁材のことです。

長年のルームチューニングで分かったことだそうです。

壁材に杉を使っている方も多いと思いますが杉はどちらかと言うと柔らかい素材です。

結論としては柔らかいことによるメリット・デメリットを上手く使い分けしないとオーディオは楽しくならない、と言うことだそうです。

つまり狭い空間(10畳以下)には杉材は適している。

反射と吸音作用が適度にコントロールされていると。

逆にそれ以上の空間は硬い素材で構築しなければ音楽空間としては吸音過多(=デッドな空間)となり音楽として楽しくない。

とは言えコストも杉に比べ高く付く(汗)ので痛し痒しであるがそこはきちんと対処しなければ大容量の空間が逆にデメリットになって活かせない、と言うことのようです。

何れにせよ石膏ボードは論外。

日本家屋の場合はやはり昔からの軸組み工法が壁振動対策上も良い。

ただし、一般的な天井高の場合は通常4寸柱が主流ですが3m以上にもなると(耐震)強度と壁振動には効果はありませんので8寸柱が必要と(我が家は昔の普通の設計なのでここまで考慮されていませんので脆弱な躯体です(汗))。

大容量な空間になればなるほど単に壁の補強だけでは意味がなくそもそもの躯体構造の維持をしている柱を変更しなければならず、はっきり言ってそこまでやるのなら最初からやり直した方が手っ取り早くて効果も大、と言うことです。

と言うことでツーバイフォーや(厚)壁パネル工法は住居用としては利点があるかも知れませんがオーディオ用としては問題が山積(壁振動の遮断性能が低い)。

そして防音部屋は密閉度が高く、音の逃げ場がないので将来的には難聴になるリスクは他の環境に比し高いと言わざるを得ない。

防音部屋は目的そのものが音楽鑑賞用(リスナーの為でない)ではなく飽く迄も周囲(外部)への騒音漏れ対策(迷惑を掛けない)の為であることを理解すべき。

オーディオルーム新築等を計画している方は壁材を初め部屋そのものの構造も良く理解した上で良いモノをお作りになってお楽しみ下さい。

ただ先日アップしたように独断(自己マン)過ぎて取り返しの付かないことだけは回避して下さいね・・・尤もそれで本人が満足しているのであれば何の問題もないか(汗)。

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