ARTHUR RUBINSTEINのアルバム
今日紹介するのはARTHUR RUBINSTEINです。アルバムはRUBINSTEIN PLAYS LISZT(リスト作品集)(’56)です。
状態の案内は「良い」でした(見て聴いてビックリnm/nmで充分通用するレベルでした)。
これはUS盤 RCA VICTOR RED SHADED DOG LABEL (影犬)のオリジナルモノ盤(LM-1905)ですがアマゾン出品の日本の業者から購入しました・・・ビックリする位のお買い得価格でした・・・尤もクラシックの相場は普段買わないので良く分かりませんが...。
購入動機はネットで見た記事です。
所有者が自宅で聴いても今一だったのが久し振りにお邪魔したところでは心地良く鳴っていたと言う記事*に触発されました。
*峻烈で力強い打鍵、華麗かつ繊細な高音のアルペジオやスケール。深く沈潜する哲学的な低音。1950年代半ばのモノーラル録音にこれほど鮮烈な音が入っていたのかと...。
では我が家ではどんな鳴り方をするのか聴いて見たくなった、と言う純粋な気持ちから購入しました。
彼はもともと抜群の音感と暗譜力を持っていたそうです。
その代わり練習量は少なかった為音抜けやミスタッチはかなり多かったと言うことです。
だから「ルービンシュタインにとって最初の50年間は、ピアニストとしての彼の人生の「前奏曲」 にすぎなかった」と言うことのようです。
Ⅰ
1.FUNERAILLES、No.7
2.VALSE IMPROMPTU
3.MEPHISTO WALTZ
Ⅱ
1.LIEBESTRAUM No.3、IN A-FLAT
2.HUNGARIAN RHAPSODY No.10、IN E
3.CONSOLATION No.3、IN D-FLAT
4.HUNGARIAN RHAPSODY No.12、IN C-SHARP MINOR
クラシック音痴の私ですが聴いて見てこれは良いアルバムと思いました。
ピアノタッチは力強く強弱の弾き分けも見事、そして打鍵音の連続は怒涛の如く激しく、見事と言う他ありません(脱帽)。
感想は↑と略同じです。
昔のモノであろうとも要は再生装置次第で物凄くリアルな音楽再生が奏でられるのは当然のこと。
そもそも古い録音は古い当時のシステムでないと発揮出来ないなんて言うのは極めて短絡的な考えです。
言い換えれば演奏・録音が素晴らしくても再生機器が今一(古いX古い=ダメ)だから出て来る音も今一なのです。
機器は新旧を駆使してリアルな音が再現出来るようにすることがオーディオマニアの楽しみでありそれこそが遣り甲斐に繋がるのではないでしょうか。
要は古いだけや新しいだけの通り一辺倒な安直構成では中々難しい、とどのつまりは組合せの妙(バランス)かもね。
脱線しました。
これはまさにお買い得の良いアルバムでした。
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