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2017年9月11日 (月)

真空管の話

今でも真空管の人気は高いようですね。

私もかつてはアンプ全て真空管式で揃えて予備としてペアは勿論クアッドで揃えていました。

それも1990年まででその後はトランジスターに移行して現在に至っています。

真空管の予備(新品)は最大100本位ありましたが全て処分して今は新品手持ちはありません。

残っているのは使って(中古になった)いた真空管15本をオブジェとして木製の台に刺して飾っています。

中にはゴールドライオンのKT88も4本あります。

私が真空管を止めた切っ掛けはやはり本物が少なくなった、と言うことに尽きます。

これが今から27年前のことですから今真空管式に取り組んでおられる方ははっきり言ってその時以上にまともなモノの確保は難しいと思います。

ソ連・ロシア製などは当時でも紛い物扱いでしたし、中国製などは噴飯ものでした。

それが今では本物がないモノだから↑の類も大手を振っているようです(汗)。

オリジナルをどこから入手しようが碌なモノがないと思った方が無難です(新品でも間違いなく経年劣化は始まっています、だから使用した途端ダメになったと言う例が多くあるのです)。

今更真空管式を崇めて悦に入ることもないと私は思います。

↑の通りリスクが多過ぎますから...。

特にパワー管は静特性と動特性の違いがモロに出ると思いますので静特性が揃っているからと言って無暗に信じない方が良いです。

私もその昔、真空管試験機なるモノも持っていましたが結局使うことなく処分しました。

真空管も存分に使って来ましたのでその長所・短所も分かりましたのでトランジスターになった現在全然真空管が恋しいとは思いません。

安定性で言えば比較にならない位トランジスターの方が上ですしね。

フィラメントの煌めきに癒されると書かれている方も多いようですが音楽聴く時にいつも眺めている訳ではないでしょうし、そう言ったことは音楽再生とは何の関係もないことですから私は(一過性のこととして)とっくの昔に忘れてしまいました。

(ダメ)球の放浪をする位ならその分蓄えて良いトランジスターアンプを買う方が良いと私自身は思っています(まぁ、趣味ですからお好きなようにと言うしかないですが)。

独り言でした。

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