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2018年8月 1日 (水)

「不倫」がなくならない原因は人類の脳の仕組みにあった

「不倫」がなくならない原因は人類の脳の仕組みにあった「不倫(中野信子 著)」と言う面白そうだけれど解決策の無い記事が目に付きました(汗)。

以下抜粋

不倫に対して、世間の目が年々厳しさを増しています。

ひとたび不倫が発覚してしまえば、マスコミやネットで容赦なくバッシングされます。

本人の社会的信用はもとより家庭も崩壊の危機に直面します。経済的なリスクも多大です。

議員辞職に追い込まれた人もいれば、CMやドラマから降板を余儀なくされたケースも多々あります。

相手側の家族から訴えられる危険性もあります。しかし、これほど失うものが大きいことがわかっているはずなのに、依然として不倫は次から次へと発覚し、一向に減る気配がありません。いったいなぜなのでしょう?・・・単純に自己規制の出来ないアホかと思っていた。

■不倫をつかさどる遺伝子と脳内物質

結論から言うと、今後の人類社会において、不倫がなくなることはおそらくありえないだろうと考えられます。

なぜなら、人類の脳の仕組みは、「一夫一婦制」には向いているわけではないからです。

近年、脳科学の劇的な進歩によって、性行動に大きな影響を与える遺伝子や脳内物質の存在も明らかになってきました。また、人が持つ遺伝子のうち、たった1つの塩基配列の違いによって、性的振る舞いが一夫一婦の「貞淑型」から「不倫型」になることすらあるのです。

こうした研究成果は、端的に「人類の脳は一夫一婦制には向いているわけではない」ということを示しています。

不倫に走る人々を、ことさら「淫乱」とか「倫理観を持ち合わせていない」などと安直に断罪することは、物事の本質を見誤らせる元凶にもなりえます。

私たちの脳は、ただ遺伝子や脳内物質に操られているだけです。

いくら不倫バッシングが強くなろうと、大切なパートナーが怒り狂おうと嘆き悲しもうと、不倫がなくなる日がやってくることはないでしょう。

そもそも哺乳類の世界では、一夫一婦型の生き物は少数派です。

研究が進むにつれて、旧来は一夫一婦型とされてきた生き物の大半が、実はパートナー以外とも性的関係を持っていることが珍しくないことがわかってきました。

人類の歴史を見ても、一夫一婦制が法律や道徳としてはともかく、実態として厳格に守られてきたことは、ほとんどないと言っていいでしょう。

そればかりか、一夫多妻や乱婚を許容してきた社会集団のほうが、むしろ人口の維持には有利な側面もあったのです。

このように考えてみると、不倫が発覚するたびに大騒ぎし、その当事者の全人格を否定するかのようなバッシングが、どこか物悲しい狂態に見えてくる気さえします。

■不倫バッシングもなくならない

とはいえ、不倫に対するバッシングもまた、完全になくなることはないでしょう。

人類は社会的動物です。

国家、家族、会社、学校やサークルといった共同体を維持することによって、人間社会は成り立っています。

共同体は、その資源(リソース)を増やすために構成員(個人)がそれぞれ一定の協力をし、共同体からリターンを受け取ることで維持されています。

ところが、なかには共同体のリソースを増やすための協力をせず、リターンだけを受け取ろうとする者もいます。

自分は汗をかかずに、おいしいところだけをごっそりもらおうという輩です。

こうした存在は「フリーライダー」と呼ばれます。

共同体の協力構造と秩序を維持するためには、フリーライダーを検出し、排除(制裁)しなければなりません。

■不倫するカップルをフリーライダーとみなす

不倫をする男女は、家庭や社会におけるフリーライダーであるとも言えます。

家庭を維持するための労力を回避し、恋愛の「おいしいところ」だけを享受しているように、当事者以外からは見えるからです。

不倫するカップルをフリーライダーとみなし、激しい攻撃を加えることが共同体の秩序を守るための「正義の行動」だと信じて、人々は不倫カップルを徹底的に叩きのめそうとするのです。

この「正義の行動」には快楽がともなうという仕組みも、脳には備え付けられています。人々が偏執的なまでにフリーライダーを見つけ出そうとし、見つけるやいなや狂喜乱舞してバッシング祭りが始まるように見えるのは、理由のないことではないのです。

冷静に考えれば滑稽であっても、不倫そのものと同様、不倫バッシングもまた、なくなることはないのです。

近年の脳科学の飛躍的な発展によって解明されてきた、このような「フリーライダーに対する社会的制裁」に果たす脳内物質の役割についても、本書では解説していきます。

一夫一婦制が広く社会制度の中に組み込まれて以降、不倫が発覚した場合は「姦通罪」が適用され、さまざまな社会的制裁や刑罰が加えられるということがしばしばおこなわれてきました。

それは単に「不倫は道徳的ではない」という倫理的な理由だけではなく、もっとドライで冷厳な生物学的メカニズムが働いていたのです。

現代社会では、週刊誌やネットメディアが非常に優秀な「不倫検出&排除」のツールとして機能してきたと言えるでしょう。

この記事を読んで私が思うこと

幾ら徳を積んだ人物でも理性だけではコントロール出来ない理由が分かってしまうと何だか物悲しく滑稽でさえある。

と言って構築された社会制度を無視して良い訳ではなくフリーライダーも「不倫検出&排除」側の人々も余り行き過ぎた行動でお互い顰蹙を買わないようにしたいモノですね(逆もあるからネ)。

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