「アナログはデジタルだ」の巻
昨日コミュで興味深い記事に出逢いました。
それは
「アナログはデジタルだ」というタイトルでした。
~カートリッジの針(スタイラス)がレコードの溝をなぞっていくその動作はみんながイメージするように滑らかに針が溝に接触しているわけではなく、実際は自動車がでこぼこ道を高速で走行しているときのタイヤみたいにミクロの世界で断続的に溝に接触している・・・まさにその通りですね。
つまりアナログといっても針は溝の情報を飛び飛びにサンプリングしているに過ぎない、 ということ。
このサンプリングの部分がデジタル的だというわけだ。
ではなぜそれで滑らかな音楽になるのか、カートリッジは磁気回路なのでたとえ針が断続的に溝に当たっていてもカンチレバーの先のコイル(MC)、磁石(MM)、あるいは鉄心(MI)が動いている限りは電気信号、すなわち音楽信号になる。
要するにレコードの再生音は針先が溝に断続的に当たって作られた振動による平均値にすぎないってお話。
次は
ジッターの話です。
針先の振動はカンチレバーを通して伝わるが完全に終端されていなければ当然のごとく振動は反射して針先に戻っていく。
針先とそれに接触しているレコードは違う物質なので機械的インピーダンスが異なりやはり終端されていない。
そこでまたその振動が反射してカンチレバーに戻る、つまり定在波になる。
さらに続ければレコードと針の接触点で全反射するわけではなく一部の振動はレコードに伝わる、そしてレコードとターンテーブルの接触部分でまた別の反射が起こり遅れて針に伝わる。
同様のことがカートリッジとトーンアームの接触部で言え、複雑怪奇な定在波になる。
この定在波の周波数を音楽に影響しないように可聴帯域よりはるか上にするには質量を減らす必要がある。
また定在波は直線的にカンチレバーに伝わるわけではなく回転が加わる。
それが針先のジッターとなりチャネル間分離を悪化させる。~
以上のような内容です。
私にとっては非常にタイミングの良い情報でした。
つまり来月中旬にはURIKA2とRADIKAL-AKが納品されます。
URIKA2はデジタルフォノイコです。
曖昧さのない定位やRIAAカーブの生成で今までにない研ぎ澄まされたアナログ再生が楽しめることでしょう。
それを達成する為にはこのフォノイコだけでは成り立ちません。
そうRADIKAL-AKの存在なくして成立しないのです。
しかも際立った回転性能・静粛性があればこそ更にフォノイコの実力が発揮されると言うことのようです。
「アナログはデジタルだ」と言う記事を読んで原点は突き詰めれば一緒(ただし逆はない)だと言うルーツも解明出来たので今から到着・そして鑑賞するのが楽しみです。
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