情家みえのアルバム
今日紹介するのは情家みえ(じょうけみえ)です。アルバムはETRENNE(’19)です。
このアルバムはSTUDER A-800のテープレコーダーを使い、2インチ幅のテープに76センチ/秒・24トラックで収録したアナログ音源をアナログ領域で2チャンネルにミックスダウンしたアナログマスターを元に製作しています。
【アナログ音源収録のいきさつ】
2017年8月の東京・代々木のポニーキャニオンスタジオでのセッションでは、将来のアナログレコード製作を視野に入れ、2種類の音源を録音していました。
PROTOOLSでの192kHz/24bitのデジタル録音版は、UHQCDと192kHz/24biteで配信しました。
この時もうひとつ、アナログでも同時に録音しています。
昨今、アナログ録音はたいへん珍しいのですが、ウルトラアートレコードはアナログならでの濃密で豊潤なサウンドを求め、現代で考え得る最高の特性で録音しました。
具体的には最速のテープスピード76センチ/秒、最大の記録面積2インチ幅のテープを用いて24トラックにて収録しています。この音源を元に2チャンネルへのアナログトラックダウンを2019年6月初めに同じく代々木のポニーキャニオンスタジオで行いました。
1 手直し編集なしの「ワンテイク録音」
2 生成りの素直な音を得るためコンプレッションなどに頼らずにピュアにハイレゾ録音~ネット。
この盤のS/Nは000536でした。
A
1.CHEEK TO CHEEK
2.MOON RIVER
3.I CAN’T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE
4.FLY ME TO THE MOON
5.YOU DON’T KNOW ME
A面ミュージシャン
ボーカル/情家みえ、ピアノ/山本剛、ベース/香川裕史、ドラム/大隅寿男
B
1.LIPSTICK ON YOUR COLLAR
2.SUNNY
3.CARAVAN
4.CAN’T TAKE MY EYES OF YOU
5.STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS
6.WALTZ FOR DEBBY
B面ミュージシャン
ボーカル/情家みえ、ピアノ/後藤浩二、ベース/楠井五月、ドラム/山田怜、サックス/浜崎航です。
さすがに手の込んだ録音と編集を経て完成したアルバムだと感じました.
音は濃密でアナログサウンドとはこう言うのだと改めて実感しました(昔はこれが略当たり前でしたが...)。
彼女自身は初めて聴く訳ですが苦労してここまで来られたことで花開いたような感じを受けました。
ただ音域は意外と狭いようで音の伸びが私的には足らない。中音部分で凝縮されたようなサウンドでこれはこれで良いかも知れないがサポートメンバーが良いだけに今一物足らなさを感じました。
このアルバムは高い価格設定でしたので知ってから随分長い間様子見と称して放置していました。
最近になって漸く24%位下がったのを機に即ゲットした次第です。
まぁ、結果買って良かったアルバムとなりました。
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コメント
嘘ばかり書きやがって。徹底的にやってやるかな。覚悟しておけ!
投稿: | 2020年5月25日 (月) 14時32分