今日紹介するのはJOHN COLTRANEです。アルバムはOFFERING LIVE AT TEMPLE UNIVERSITY(’66、’14)です。
到着したLPを見てみるとファーストプレス2000枚の内の1203と手書きされていました。
これは2枚組です。
メンバーはJOHN COLTRANE(ss、ts、fl & vocal)、PHAROAH SANDERS(ts、piccolo)、ALICE COLTRANE(p)、SONNY JOHNSON(b)、RASHID ALI(ds)、STEVE KNOBLAUH(as)、ARNOLD JOYNER(as)、UMAR ALI(perc)、ALGIE DEWITT(perc)、ROBERT KENYATTA(perc)です。
ディスク Ⅰ
A
1.NAIMA(16:28)*
B
1.CRESCENT(26:11)
ディスク 2
C
1.LEO(21:29)*
D
1.OFFERING(4:19)
2.MY FAVORITE THINGS(23:18)
*は不完全なテイクです。司会者、演奏者、録音エンジニアのタイミングが合わなかったらしいです(汗)。
故に冒頭が欠如しています(スタートから音量を上げて聴いていても曲そのものを理解していない人には余り気にならないレベルと思いました)。
原音はテンプル大学内放送局がラジオ放送用にラインで収録。本盤はその放送用オリジナルを使用。
2トラックモノラル、19㎝のスピードで収録。
ファラオ・サンダースは当日別の場所で録音中であり、終えてから車を飛ばしたが間に合わず、2曲目からの参加となったようです(汗)。
21世紀の大発掘音源!! 1966年11月11日コルトレーン唯一の来日公演から4ヶ月、そして天に召される半年前、真実を追究した巨人の魂の叫びが炸裂!
1966年11月にフィラデルフィアのテンプル大学で行われたコルトレーン・クインテットのコンサート音源。
このコンサートの模様は、2010年にFREE FACTORYから「NAIMA」、「CRESCENT」、「LEO」の3曲がリリースされ、非公式ながら大きな話題を呼びましたが、今度はそれら3曲の他、「オファリング」と「マイ・フェイヴァリット・シングス」(共に世界初)を含むコンプリート・ヴァージョンが、RESONANCEとIMPULSE/UNIVERSALの手によって、2枚組CD及び重量盤アナログとして登場しました。
最初で最後の来日公演から約4ヶ月、コルトレーンの体調はすでにかなり悪化していたはずですが、異様な切迫感に満ちた演奏からは一切そんなことは感じられません。
来日公演でのステージが目に浮かぶ天上的/悪魔的名演と言えましょう。
日本公演盤とオラトゥンジ・センターでの録音との間にあるライヴ・パフォーマンスはこれだけなので、大変貴重な完全発掘。
最晩年のコルトレーンによる”命がけのプレイ”がまさに圧巻!
生涯、真実を追究し、来日時の記者会見で「聖者になりたい」と語ったコルトレーン。
26歳、若きファラオ・サンダースも参加。魂の叫び、うねりが溢れ出る世紀の発掘音源です。
初回特典(CDおよびLP)として日本版ブックレットが付属、日本語翻訳、また世界屈指のジョン・コルトレーン研究者、藤岡靖洋氏(今回の音源所持者とコンタクトし、リリースに尽力) のコメントを掲載した日本版ブックレット。
時代背景や、コルトレーンの姿を追う、必読のトピック、エピソードを掲載!~ネット。
モノラル音源で大変な迫力・鮮度です。
この盤を入手した時は電音ギアドライブがまだ絶好調ではなかったのでそれ程のインパクトは感じませんでした。
でも今は違います。
モノラルのぶっとい押し出し感が顕著に感じられ聴いていて実に楽しい。
今となっては入手も難しいと思われるので当時入手して置いて良かったです。
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