CECIL MCLORIN SALVANTのアルバム
今日紹介するのはCECIL MCLORIN SALVANTです。アルバムはMELUSINE(’23)です。
多彩な感情と卓越した技術を併せ持つ、現代ジャズ・シーンの最高峰に位置するヴォーカリスト/ミュージシャン、セシル・マクロリン・サルヴァント。
昨年発表したNonesuch移籍第一弾作品『GHOST SONG』に続く最新作『MELUSINE』がアナログ盤でも登場! フランスの伝承に登場する水の精霊:メリュジーヌの物語を、5曲のオリジナル楽曲と12世紀に遡る9曲を新解釈した楽曲を組み合わせながら紡いでいくこのアルバムは、彼女の”ミュージシャン/表現者”としての魅力をより際立たせることとなる…。
「彼女はジャズのみならず、どのジャンルにおいても最も大胆で才気あふれるヴォーカリストの一人だ。
どんなに実験的なサウンドだとしても、彼女の歌声は常に表現力豊かに鳴り響く」 ─ Uncut誌
「サルヴァントは、現代音楽家の中でももっとも優れたミュージシャンの一人だ。
彼女の新たな作品は、”ジャズ・シンガー”という肩書すらも無意味なものにする」 ─ Slate誌
◆グラミー賞ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム部門で3度の受賞を誇る、多彩な感情と卓越した技術を組み合わせる現代ジャズ・ヴォーカリストの最高峰、セシル・マクロリン・サルヴァント。
ジャズ・スタンダードや自身のオリジナル曲に、歴史的視点や新たなドラマ的感覚、そして聡明な音楽理解を付け加えながら素晴らしい表現力とパフォーマンスで世界を魅了し続ける彼女が、グラミー賞2部門へのノミネートを受け、New York Times紙をはじめとする様々なメディアで2022年のベスト・アルバムとして選出された、2022年発表のNonesuch移籍第一弾作品『GHOST SONG』に続く最新作『MELUSINE』を早くも届けてくれた!
◆このアルバムは、フランスの伝承に登場するメリュジーヌの伝説を、5曲のオリジナル楽曲と12世紀にまで遡る9曲に新解釈を加えた楽曲を組み合わせながら紡ぐ、現代と中性のサウンドを独自の表現方法で同居させた見事な作品となっている。
フランス語を主軸に、南フランス地方のオック語、英語、ハイチ語を取り入れながら水の精霊、メリュジーヌの物語を歌い紡いでいくこの作品は、実験的でありながら彼女の表現者としての凄みを堪能させてくれる、現代の音楽の最高峰に位置するアルバムといっても過言ではないほどのアート・アルバムとなっているのだ。
◆移民一世のフランス人とハイチ人の両親のもとアメリカで生まれ育ったサルヴァントは、メリュジーヌの物語に加え、”ハイブリッドであること”、”異なる文化の混合であること”の感覚についてもこのアルバムで表現している。
自身のルーツでもある言語を複数用いながらアルバム全編を歌い上げていることからもその想いが見えてくるだろう。
アルバムのラストを飾る「Dame Iseut」は、南仏で古くから放されているオック語から、私の父と一緒にハイチ語に翻訳した歌詞を歌っている。
セシルは、「このアルバムは、フランスの神話とハイチのブードゥ、そしてアポクリファの要素を組み合わせたものでもあります」と語っている~ネット。
A
1.ESTーCE AINSI QUE LES HOMMES VIVENT?
2.LA ROUTE ENCHANTEE
3.IT M’A VUE NUE
4.DITES MOI QUE JE SUIS BELLE
5.DOUDOU
B
1.PETITE MUSIQUE TERRIENNE
2.AIDA
3.MELUSINE
4.WEDO
5.D’UN FEU SECRET
6.LE TEMPS EST ASSASSIN
7.FENESTRA
8.DOMNA N’ALMUCS
9.DAME ISEUT
色々な言葉で表現しているので聴いていても単一言語の表現とは違った凄みを感じる。
しかし、それが嫌な感じになるのではなく何故か心地良い響きで伝わるので何とも言えない感覚に陥る。
音楽の世界は広い、これらに触れることの出来ること自体音楽鑑賞を趣味にしているモノにとってはこの上ない喜びです。
彼女のアルバムは2枚目ですがホンとつくづく魅せられますね。
| 固定リンク | 0
コメント