溜息・夜間頻尿の老人
ア・アファ・アン・アン・ア~ァ並びに夜間超頻尿の老人のお話です(私の隣のブロックの患者)。
青江三奈宜しく溜息を付き(こちらは歌の世界ですが...)、夜は夜夜間超頻尿と個性豊かな老人です。
夜間頻尿については私も同様ですが私は1~4回程度(病院は就寝時間が長い・・・12時間)ですが、この老人はI時間に1回と寝ている時間がないほど多い。
最高記録は13回と他を寄せ付けないブッチギリの断トツです(これは毎朝ナースが確認しているので判明しました・・・余り多いので誤魔化している可能性あり・・・申告制なので信じるしかないけれど・・・自分のことだから誤魔化しても何の得にもならない)。
そもそもこの老人は大火傷をして最初順天堂大病院に入院してある程度安定して来たのでリハビリも出来るこの病院へ転院したのかどうか理由は定かではない。
入院する前は高血圧の薬だけ服用していたそうだが入院後の血液検査で他に沢山の看過出来ない数々の症状が判明、日々食事時に服用する薬も何の薬だか本人も毎日確認する始末でした。
高血圧の他にチラージン(甲状腺の薬)、貧血、下剤(便秘)等々。
高血圧なのに体内のナトリウムが不足している為最初は点滴をしていたがリハビリ等に障害となる為、その後は食事に塩(3g)(所謂現物支給)を提供、おかゆに混ぜて食べていたようだ。
高血圧には塩分を摂取させない食事が普通だが彼の場合は背に腹変えられないようです。
ナトリウムが不足すると意識障害が起こるようになるので推測ですが彼の場合それが原因で冬真っ只中の日、灯油ストーブの上に鍋を置きその中に水を入れて沸かしていたようでその時フラッと来てストーブに倒れ込み、沸騰したお湯を左肩から上半身にかぶり大火傷をしたと言うことでしょう。
アパートで一人降らしの老人なので必死に自ら119番通報して入院したと言うことでした。
恐らく町営アパートで家賃1万3~4千円だそうですが(今の時代にしてはかなり割安かも?)入院した為に結果滞納になったようで職員が病院まで回収に来ていた。
安アパートに住んでいた位なので食事も偏食でだったのでしょう、その結果悪いデータが次々に見付かった、と言うことか。
息子がいるようですがこの親父は「頼りにならない息子」と言っていましたが息子からすれば「頼りにならない親父」(間違いなし)でしょう。
相当長期間になる入院ですが一度も見舞いに来ないとこぼしていた(でも息子さんは親父の為に要介護認定の申請を町にしていて担当者が病院に面談に来ていた(5/2))。
これだけでも孝行息子だ。
家族の数は星の数ほどあるけれど問題多い家族も又同じ程度ある見本みたいな話。
彼は飲水制限をされていたのだが歩行器で見守りなしで動けるのを良いことに自ら自販機で250mlのコーヒーを買って部屋で飲んでいた。
その際3度もこぼしてパジャマを汚し、ナースコールをして着替えをしていた(ホンと手の掛かる爺だ)。
全く出鱈目な奴で人相は目が異常に大きく(眼鏡を着用)(相当の近眼・・・テレビを30Cmの至近距離で見ていた)やることなすことこそ泥のような奴。
今回の退院でこいつと離れられたのが一番の幸せかも。
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