大それた標題ですが、徘徊老人の見果てぬ夢と思ってご笑覧頂ければ幸いです。
現在の我が家の低音はメインSPの非力さもあって私の思い描くイメージとは未だ相当乖離していますが、それでもサーロジックのSWのステレオ使いによって相応に補完され、ちんけなシステムの出す低音としては良く頑張っている、と思っています。
即ち、反応の早い良く弾む低音と思っています(飽く迄も私個人の感想です)
これは検証出来ないので確たることは言えませんがどうも我が家の建物の構造に起因しているのではないか、と思います。
SPの下、つまり床下は深さ3m位の空間となっていて適度な間隔に支柱があり床を支えている構造です。
例えば2階にオーディオルームを作ったとしたら、こう言う支柱は使えません。ですから、一般的には床全体が響いてしまいボワーンとした低音の響きになりがちです。
幾ら床を強固に作っても太鼓状の欠点はカバー出来るものではありません。
更には骨伝導で壁にも伝わるでしょう(マンションなどでは隣だけではなく離れた部屋にも伝わることがあります)。
我が家の場合、低域の強大なエネルギーは支柱に伝わり地中に吸収されている為、引きが良いのではないか、と推測しています。
更に床下の形状です。
床下も部屋の空間と同様、上下の平行面がない方が良いと思います(我が家の土台は傾斜地ですのでSP側が深く、リスナー側が浅い)。
理由は定かではありませんが、我が家のような柔な構造でも先ず先ずの音楽感が得られていると指摘されている方がおられる以上通常の家屋や床下と違った構造が大きな要因ではないか、と推測する方が自然だからです。・・・解明出来ず。
そのことが軟弱な構造にも拘らず、先ず先ずの低音感を得られている大きな要因ではないかと私は推測しているのです。
尤も今作るとしたら、床全体の強度とか支柱の数(間隔)については幾らか学習し、知識も得られたので更にもっと良いモノが作れるとは思います(爆)(資金がないので出来ませんが...)。
さて、
低音に対するイメージはそれこそマニアの数だけあると言っても過言ではないでしょう。
本当はそんなにはないと思いますが...。
ひと塊りになって押し寄せて来るような低音は好みではありません。又重苦しい低音もペケです。軽くフワ―としていたりボワーンとした掴みどころのない(=腑抜けた)低音は論外...。
更にはホームシアター的なドーン、ズーンと言った取って付けたような誇張的なモノもペケです。
つまり、低音にも当然音階はある訳ですのでモノクロのグラデーションのように多階層に亘って細かく細分化された低音を聴きたいのです。
この場合に限っては白・黒をハッキリさせては面白くないのですね。特に低音楽器の奏でる得も言われぬ味わいを楽しむ為には必要なことです。
低域は適度にタイトでかつシャープな感じで切れの良い低音が好きです(硬いと言う意味ではありません)。
私は今後サーロジックのDSPドライブシステムの導入でこの低音感が更なる高みに近づけるのではないかと心ひそかに期待しているのです(いつかなー...)。
~先日サーロジックのHPを覗いたら、キットルームも設計が固まり、概ね順調に推移している様子です。
で、村田さんがいよいよ本腰を入れてこのベースとなるデモルームに設置する機材を本格的に作り始めるのではないか、と言う風に読めました(爆)。
機材がないと幾ら素晴らしい部屋でも音は出せませんからね、期待していますよー。~
と書いて準備していたら、昨日村田さんから久し振りに電話があった。今年になってからは初めてです。
↑の通り、設計も固まり、又SP関連も手配が略終わったようで私の推測通りいよいよ機材の準備にも取り掛るのではないでしょうか。楽しみですねー。
本題に戻って
現在使用のSWがその時には低音用のSPに生まれ変わります(内部の仕様を変更することで変わります)。
新SWは更に強力なモノになります。
ここで問題がない訳ではありません。それは我が家の安普請の構造上の問題です。そう言う低音を吐き出した時、我が家は果たして持ち堪えられるか!?。
我が家は山の中にあり、極めて普通仕様の構造です、と言うより当時そう言う知識もなかったので特別な対応が出来ていません(分かったとしてどこまで出来たかも怪しいモノですが...)。
従って音抜けは良く音は籠りません、言い換えればドンドン外に出ています(;´Д`A ```。
これは何を意味するかと言うことですが、未だに良く目にする遮音・防音を徹底すれば音が良くなるようなオーディオルームの提案が巷で罷り通っていることです。これは壮大な誤解であり、大間違いです。
本当にそう思っている業者がいるとすればそれは何も分かっていない、としか言いようがありません。
これは徹底すればするほどハッキリ言って音は悪くなります。
遮音・防音の目的は音を良くすることではなく本人とそれ以外との幸せな関係を破壊させない為にあるのです。
つまり音の逃げ場がない為、部屋中音が充満してとても長居出来ない環境と化します。
脳味噌が混濁状態を起こして頭痛がするのが関の山です。
安くかつ良い音を目指すのでしたら、安直に言えば山の中の一軒家をお薦めします。
土地は安いし、音漏れしても隣家と離れている為迷惑を掛けることはありません(ただし、家が密集している人気の高い別荘地等は不適です)。
・・・我が家は結果オーライの不人気別荘地でした(爆)。
極論すれば音は適度に漏れた方が良いのです。
で、これは場所を限定してしまいますので市街地等でお楽しみになるのでしたら、矢張り内部屋方式で周囲に音の逃げ場を作るのが良いでしょう。
その意味でも我が家は結果オーライの環境であったと言うことでしょうか。
因みにオーディオルーム建てて分かったこと (’11.2.9)
をご覧頂ければ良い点・悪い点が分かりますので参考になるかも知れません(爆)。
追記
太陽光発電について
これをアップするに当たり、テーマとは直接関係ないですが、(太陽光発電について)採り上げる機会もないのでこの際と思い、東電に聞いてみました。
聞いた内容は太陽光発電の(大雑把な)仕組みとどう言う機器が介在しているか等です。
我が家が今利用している東電からの引き込みによる電気の利用に比べ、かなり複雑な機器を介在して供給されています。
家庭用のこの種の介在機器がどの程度かはこれ以上詮索しなくてもオーディオ・グレードとして質的に対応していることは何もありません。
ましてや電圧調整とかも自動で行っているようで、私がかつて使用した定電圧電源装置以上に能力が高いとは思えませんし、その定電圧電源装置も介在することで音が鈍ってしまう欠点は明白でした。
つまり、一般の使用においては全く問題はないかも知れませんが、幾ら自然のエネルギーでクリーンとは言え、その後、経由する機器のことを考えるととてもオーディオを趣味にしている方の電源に相応しいとは思えません。
この点は良く見極めた上で導入された方が良いと思いました。
又ゝ大きなお世話でした。
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