夢のSP物語

2011年3月29日 (火)

軌道修正

3/27夜突然サーロジックの村田さんから、これから行きたいのですが、と言う電話がありました。

後で聞いたら、前夜伊豆半島の某所で有志による新年会を行ったようです。村田さん含め5人の宴会だったそうです。

3/27は参加の方の家を訪問しその後に我が家へ来られたのでした。

さて、この時期旅館を手配するのも大変だったでしょう。例の計画停電の為です。

26日と27日は終日中止となったのでやったのかな。何とも皆さんパワフルなことです。

久し振りの突然の訪問でしたが、2時間弱色々お話をお聞きしました。その間我が家のオーディオは前日からボチボチやり始めたばかりだったのでBGMとして鳴らしていました。

デモルームが完成したらそこに設置する機材を用意しなくてはなりません。

その為にこれからは大忙しとなるでしょう。

私は体の現状と今後の見通しからこれ以上重いモノは到底微調整等で一人で移動出来ないので今のSWをウーファー化するに当たり、村田さんが調整出来る範囲で下限を伸ばして貰い、新規のSWは導入しないことにしました(DSP仕様なので全く問題なし、と)。

そうすればメインSPは今と略同じサイズ(予定)なのでそれの入れ替えだけに終わるので極めてらくちんです。

新SWの凄さが体験出来ないのは残念ですが現SWで充分楽しませて貰いましたので老いと共にきっぱりとさようならすることにしました。

これであれば現状と見た目は変わらないのでスッキリです。

私の求めている音の姿(イメージ)は変わっていませんので機材が変わってもそれほどブレることはないと踏んでいます。

さぁ、後はいつ我が家へ来るのかな。この調子だと早くて来年か???(段々残り火が少なくなって来る...)。

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2011年2月23日 (水)

私が目指す低音とは!?

大それた標題ですが、徘徊老人の見果てぬ夢と思ってご笑覧頂ければ幸いです。

現在の我が家の低音はメインSPの非力さもあって私の思い描くイメージとは未だ相当乖離していますが、それでもサーロジックのSWのステレオ使いによって相応に補完され、ちんけなシステムの出す低音としては良く頑張っている、と思っています。

即ち、反応の早い良く弾む低音と思っています(飽く迄も私個人の感想です)

これは検証出来ないので確たることは言えませんがどうも我が家の建物の構造に起因しているのではないか、と思います。

SPの下、つまり床下は深さ3m位の空間となっていて適度な間隔に支柱があり床を支えている構造です。

例えば2階にオーディオルームを作ったとしたら、こう言う支柱は使えません。ですから、一般的には床全体が響いてしまいボワーンとした低音の響きになりがちです。

幾ら床を強固に作っても太鼓状の欠点はカバー出来るものではありません。

更には骨伝導で壁にも伝わるでしょう(マンションなどでは隣だけではなく離れた部屋にも伝わることがあります)。

我が家の場合、低域の強大なエネルギーは支柱に伝わり地中に吸収されている為、引きが良いのではないか、と推測しています。

更に床下の形状です。

床下も部屋の空間と同様、上下の平行面がない方が良いと思います(我が家の土台は傾斜地ですのでSP側が深く、リスナー側が浅い)。

理由は定かではありませんが、我が家のような柔な構造でも先ず先ずの音楽感が得られていると指摘されている方がおられる以上通常の家屋や床下と違った構造が大きな要因ではないか、と推測する方が自然だからです。・・・解明出来ず。

そのことが軟弱な構造にも拘らず、先ず先ずの低音感を得られている大きな要因ではないかと私は推測しているのです。

尤も今作るとしたら、床全体の強度とか支柱の数(間隔)については幾らか学習し、知識も得られたので更にもっと良いモノが作れるとは思います(爆)(資金がないので出来ませんが...)。

さて、

低音に対するイメージはそれこそマニアの数だけあると言っても過言ではないでしょう。

本当はそんなにはないと思いますが...。

ひと塊りになって押し寄せて来るような低音は好みではありません。又重苦しい低音もペケです。軽くフワ―としていたりボワーンとした掴みどころのない(=腑抜けた)低音は論外...。

更にはホームシアター的なドーン、ズーンと言った取って付けたような誇張的なモノもペケです。

つまり、低音にも当然音階はある訳ですのでモノクロのグラデーションのように多階層に亘って細かく細分化された低音を聴きたいのです。

この場合に限っては白・黒をハッキリさせては面白くないのですね。特に低音楽器の奏でる得も言われぬ味わいを楽しむ為には必要なことです。

低域は適度にタイトでかつシャープな感じで切れの良い低音が好きです(硬いと言う意味ではありません)。

私は今後サーロジックのDSPドライブシステムの導入でこの低音感が更なる高みに近づけるのではないかと心ひそかに期待しているのです(いつかなー...)。

~先日サーロジックのHPを覗いたら、キットルームも設計が固まり、概ね順調に推移している様子です。

で、村田さんがいよいよ本腰を入れてこのベースとなるデモルームに設置する機材を本格的に作り始めるのではないか、と言う風に読めました(爆)。

機材がないと幾ら素晴らしい部屋でも音は出せませんからね、期待していますよー。~

と書いて準備していたら、昨日村田さんから久し振りに電話があった。今年になってからは初めてです。

↑の通り、設計も固まり、又SP関連も手配が略終わったようで私の推測通りいよいよ機材の準備にも取り掛るのではないでしょうか。楽しみですねー。

本題に戻って

現在使用のSWがその時には低音用のSPに生まれ変わります(内部の仕様を変更することで変わります)。

新SWは更に強力なモノになります。

ここで問題がない訳ではありません。それは我が家の安普請の構造上の問題です。そう言う低音を吐き出した時、我が家は果たして持ち堪えられるか!?。

我が家は山の中にあり、極めて普通仕様の構造です、と言うより当時そう言う知識もなかったので特別な対応が出来ていません(分かったとしてどこまで出来たかも怪しいモノですが...)。

従って音抜けは良く音は籠りません、言い換えればドンドン外に出ています(;´Д`A ```。

これは何を意味するかと言うことですが、未だに良く目にする遮音・防音を徹底すれば音が良くなるようなオーディオルームの提案が巷で罷り通っていることです。これは壮大な誤解であり、大間違いです。

本当にそう思っている業者がいるとすればそれは何も分かっていない、としか言いようがありません。

これは徹底すればするほどハッキリ言って音は悪くなります。

遮音・防音の目的は音を良くすることではなく本人とそれ以外との幸せな関係を破壊させない為にあるのです。

つまり音の逃げ場がない為、部屋中音が充満してとても長居出来ない環境と化します。

脳味噌が混濁状態を起こして頭痛がするのが関の山です。

安くかつ良い音を目指すのでしたら、安直に言えば山の中の一軒家をお薦めします。

土地は安いし、音漏れしても隣家と離れている為迷惑を掛けることはありません(ただし、家が密集している人気の高い別荘地等は不適です)。
・・・我が家は結果オーライの不人気別荘地でした(爆)。

極論すれば音は適度に漏れた方が良いのです。

で、これは場所を限定してしまいますので市街地等でお楽しみになるのでしたら、矢張り内部屋方式で周囲に音の逃げ場を作るのが良いでしょう。

その意味でも我が家は結果オーライの環境であったと言うことでしょうか。

因みにオーディオルーム建てて分かったこと (’11.2.9)

をご覧頂ければ良い点・悪い点が分かりますので参考になるかも知れません(爆)。

追記

太陽光発電について

これをアップするに当たり、テーマとは直接関係ないですが、(太陽光発電について)採り上げる機会もないのでこの際と思い、東電に聞いてみました。

聞いた内容は太陽光発電の(大雑把な)仕組みとどう言う機器が介在しているか等です。

我が家が今利用している東電からの引き込みによる電気の利用に比べ、かなり複雑な機器を介在して供給されています。

家庭用のこの種の介在機器がどの程度かはこれ以上詮索しなくてもオーディオ・グレードとして質的に対応していることは何もありません。

ましてや電圧調整とかも自動で行っているようで、私がかつて使用した定電圧電源装置以上に能力が高いとは思えませんし、その定電圧電源装置も介在することで音が鈍ってしまう欠点は明白でした。

つまり、一般の使用においては全く問題はないかも知れませんが、幾ら自然のエネルギーでクリーンとは言え、その後、経由する機器のことを考えるととてもオーディオを趣味にしている方の電源に相応しいとは思えません。

この点は良く見極めた上で導入された方が良いと思いました。

又ゝ大きなお世話でした。

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2011年1月17日 (月)

otoさんの試みで確認出来たこと

1月に入ってから矢継ぎ早にアンプの貸し出しを受け、この度、漸く納得の行くアンプに到達されたようです。

otoさんの決定はもう暫く聴き込んでからでしょうが、先ず決まりと思います。

で、私はサーロジックの村田さんが今進めて(本当に進んでいるかどうかは未確認ですが(爆))いるDSPドライブシステムの構想がまさにotoさんのやっているその更なる先を見据えたシステムだと思いました。

その昔からマルチアンプシステムはマニア垂涎の方式です。

でもそれは「言うは易く行うは難し」の典型のようなもので満足な結果を出している人は皆無と言って良いでしょう(良い結果を出している方を寡聞にして存じません)。

今回、私はotoさんの飽くなき挑戦でその答えを見たような気がします。今までは頭では理解していた積りでしたが、矢張りそうだったのか、と言うことです。

つまり現在のotoさんの場合はマルチではありませんが、アキュ⇒マークレビンソン⇒ビオラに至った経緯は一言で言えばアンプによる音の「咀嚼力」がキーワードとなり導かれた答えだと思います。

アキュでは全く手の打ちようがないほど低域の咀嚼力が弱く音が団子になって出て来る。

マークレビンソンは全幅の信頼と言うところまでは行かなかったようですが、下取りとの価格差が納得出来れば決定するところまで行っていたようです。

でも、神様はきっとotoさんの本当の気持ちを見通していたのでしょう。だからビオラに...(爆)。

価格は約倍ですから、価格差を考えれば当然と言う声も聞かれそうですが、このオーディオ機器と言うのはそう単純に計算通りには行きません。

高ければそれなりの能力を発揮してくれれば良いのですが、紛いモノも多く皆さんはそれで悩んでいる訳です。

と言うことでアキュの前に中古でしたが、聴いて納得したチェロの印象が非常に良かった(結果としては昇天しましたが...)こともあって、その後継機種のイメージもあるビオラに行き着いたと言うことでした。

つまりマルチに限らず、SPのユニット単位で考えればアンプの電源が貧弱過ぎるのが原因です。

電源が強力=パワーが大きいとは必ずしも言えないですが、パワーがないと特に低域のドライブ力は全く期待出来ません。

ですから、今サーロジックの村田さんが開発中のシステムはその帯域ユニットに相応しいパワーを装備したアンプを想定しているのです。

特に低域以下超低域に関しては市販品は全てパワー不足と言わざるを得ません。

音(の情報)を充分に咀嚼出来ない為、団子のような塊で音を放射することになります。

村田さんの作られたSWが1000wの出力を持ったパワーで駆動している為、音を良く咀嚼しているので音として認識しない、けれど全帯域に亘って良い影響を与えていることを鑑みれば、このことが充分に音(の情報)を咀嚼している証と言えるでしょう。

通常のSWはハッキリ言ってドッスーン・バッスーンと言ったようなこけおどしの所謂ホームシアター路線の低音です。

あれではたまに聴くのならいざ知らず、長時間はとてもではないが頭にこびり付いて楽しめたモノではありません。

その意味で今回のotoさんの試みで私は確信し、村田さんの開発⇒完成をより強く心待ち出来るようになりました。

電源の考え方は色々な方法があると思います。私はそのより良い方法が手に入れられることも重要だと思いますが、兎に角必要なパワーが取り出せることが最低限必要だと思った次第です。

村田さんは100Hz以下の低音は1000wのアンプ(場合によっては複数台)を想定しておられます。

ミッドバス以上は(周波数帯域が下から上へ)200wから100wのアンプを想定しています。

兎にも角にも低音を1000wのアンプで駆動しているマルチアンプ派の人のことは寡聞にして私は知りません。

オーディオの楽しみは如何にSPを鳴らすかであることは明白です。であれば鳴らすことが出来るパワー・駆動力が必要です。

SP>パワーである限り絶対、鳴ってくれません。力負けのしないパワー>SPとなるようにしたいですね(質感の好みが合っていることは当然のことです)。

流石村田さん、読みが深遠です。

楽しみですネー。

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2010年10月22日 (金)

サーロジックSPシステムのユニットお目見え!!

標題の件、実はotoさんが先日村田さん宅へ寄った際、工場で見せて貰ったモノの写真ですが、漸くアップされましたね(;´Д`A ```。

http://otoaudio.blogspot.com/2010/10/blog-post_22.html

外国製のモノって、昔から包装等には全く無頓着ですね。品物が高かろうが箱は普通そのモノです(爆)。

この後我が家へ寄って頂いた時、村田さんからもVOLT(VM752)のSPユニットについてはチョットだけ話がありました。

ユニットのサイズに比してマグネットの何と大きいことか、想像するだに押し出しの良い音がしそうです。

この写真はスコーカ―以上のモノだけですが、私の志向している押し出し感が強くて前に前に音が出て来るイメージを更に押し上げそうです。

全体として足腰が大地をしっかりと捉まえてその上腰が強くて粘り腰(強靭)があって繊細さと優しさも併せ持つ万能型のイメージを想像しています。

スケール感も弩級で破綻のない惚れ惚れするサウンドになることでしょう。

楽しみです。

村田さんはにやにやとして何も語られませんが、現在は自分一人で妄想に耽っているのも良いモノです。

完成品と私の想像のギャップも楽しみです。

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2010年10月10日 (日)

サーロジックSPシステムの設置イメージの確認

昨日村田さんとotoさんが来られたことはアップ済みですが、その際、私は未だ見ぬSPシステムの設置場所の確認をしました。

Img_36981

予定のミッドバス以上の匡体とウーファの匡体(現在のサブウーファを仕様変更して使用)は今の場所にそのまま収まり、サブウーファは後方のスペースに横置きでOKと言うことです。

 

 

 

Midbassup

サブウーファの向きは別に前を向いていなくても構わない、と言うことで...。

現在の我が家の質感は昨年よりもスッキリしたね、と。村田さん。

これはモノが減った為だと思います。人間で言う減量と同じですね(爆)。

少しづつの挑戦で分かったことですが、部屋のモノは多いより少ない方が良いようです。出来るだけシンプルにして音が自由闊達に飛び跳ねてくれる環境作りをすることが活き活きと元気の良いそして明るい音作りに繋がるようです。

従って吸音材などはない方が良いに決まっています。部屋の構成はサーロジックの創音工房の記事を参照下さい。http://www.salogic.com/DemoRoom/Small/SmallDemoRoom.html

私はこの1年オーディオに関しては外部との接触は全くありませんでしたので気の向くままに減量を実行していました。今後も折に触れ、実行して行く積りです。

良いか悪いかは自分で判断する方が迷わずに済む。「船頭多くして船山に登る」と言う諺がある位ですから、相談するとしても数は全く必要はない。核になる最上質の人一人(=村田さん)で良い。要は基本に忠実にすれば良いだけですから...。

さて、

お二人は今日、又マニアの家を訪問して帰宅の途に就かれる訳ですが雨はどうでしょうか。気持ち快方に向かっているようですが...。

otoさんは13日に帰宅予定だそうですから、ひょっとして1日は長野でゆっくりされるのでしょうか(昨日は瞬間的な立ち寄りだったでしょうから...)。

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2010年9月27日 (月)

サーロジックSPシステムは直線位相のデジタルネットワーク

スピーカー・システム自作の難関はネットワークの自作

http://www.salogic.com/DemoRoom/SharcDSP/SharcDSP.html

LCネットワークにしろ、電子的なネットワークにしろ、アナログ方式の分割フィルターには遮断帯域の位相が進んだり、遅れたりして位相干渉が発生する欠点がある。

クロスポイントの上を受け持つSPと、下を受け持つSPの二つから、演奏タイミングが異なる二つの同じ音が出力されるのだから、楽器の音にピンポイントのフォーカスが得られるはずがありません。

DSPによるデジタル信号処理を用いると、直線位相(位相が狂わない)の分割フィルターが簡単に作れます、オーディオマニアには必須の装置にもかかわらず、数が売れないから仕方がないのですが、市販品はあまりにも高価です。

本機のDSPシステムの市販予定は現在のところありませんが、弊社製品のユーザー様限定でご希望者にはお分けします(完成は来春の予定)。市販品に比べればかなりのコストダウンが可能と思います。~と言うことですのでユーザーには有り難い話です。

ここのところハイピッチで記事が更新されています。

私はこう言う記事を読む度に素晴らしい完成品を夢見てしまいます。本当に待ち遠しいなー(爆)。

 

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2010年9月26日 (日)

SPシステムのDSP仕様決定!!

DSPはSHARC Processor ADSP-2148xに決定したと。 

この世界は全く分かりませんので「応援団 ひとりx4」の一人としてせっせと進捗状況をお伝えしていきます。

勿論直接村田さんのHP内のhttp://www.salogic.com/DemoRoom/SharcDSP/SharcDSP.htmlを読んで頂ければ済むことです(爆)。

DSPと言えばD.Cube2 のプロセッサーを設計した当時はテキサスインスツルメンツでしたが、今はサポート面でアナログデバイセス社の方が良いとの判断のようです。

これも相当なオーバースペックでどんなモノが出来るのか楽しみですね。

追記

~CDやPCオーディオから復調したクロックにはジッターが多く含まれる、そこでバッファ・メモリーのFIFOで音源から復調したクロックは切り捨ててしまい、ジッターレスのオンボードクロックでD/A変換を実行する。

しかしそれでもクロックラインの配線パターンが長くなれば僅かではあるがジッターが発生する、D/Aボードの真ん中にクロック発信器を配置して同心円状にD/Aを並べる構成を考えているが、果たして10個のD/Aチップを均等に配置するスペースが確保出来るのか?~村田さんの記事より抜粋

↑はCDPメーカー等は当然分かっていながら何ら解決策を講じず、バージョンアップとやらの口実で小出しにして利益を貪っている。正直言って詐欺だ。

我々の対応としては余りにも馬鹿げたハイエンド品を買うのだけは止めましょう、と言っている私はそもそも買える立場にありませんが...(;´Д`A ```。

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2010年9月25日 (土)

サーロジックSPシステムのアンプに付いて

SPシステムの駆動用のアンプに付いて村田さんは久し振りのアンプ製作と言うことで現在猛勉強中のようです。

サブウーファについては現在使用中のアンプを流用されるようですが、ウーファ以上のアンプについては金田式の考え方を導入されるようです(ウーファも恐らく流用と思います)。http://www.salogic.com/DemoRoom/PowerAmp/LM3886&INA103AMP.html

過去から現在に至るアンプ製作記事を読まれて金田氏の考え方に一番共感されたようです。

私はアンプのことは、と言うかその他のこともですが、チンプンカンプンなのでどう言う違いがあるのか分かりませんが村田さんが得心されたのであればそれがベストの選択だと思います。

所謂大手メーカーの製作視点とは全く違い、極めてシンプルな構造にすることで様々な弊害を避けようとされているようです。

重装備になればなるほど安定面では良いけれどその分、音に本来のキレがなくなり、所謂詰らない音になる、私はこの点には全く異存ありません。

村田さんも金田式をベースにするとは言っておられますがそのまま模倣すると言うのではなく金田式の欠点を徹底的に排除し、安定面でも強固なアンプ作りをされると思います。

素子のマッチング度合いを考えれば相当量の手当てが必要になるので対象の素子の購入量も半端ではないと思います。

それほどに素子のバラつきは多いようです。ですから金田式が良いとは言えマニアが作られたアンプの不安定さもその辺に起因するところが多い、と言うことのようです。

化粧を極力抑えたスッピン美人の音を堪能したいと思いますので完成を楽しみに待ちたいと思います。

強固な電源とシンプルな構成によるアンプ。出来るだけキャラを排し、化粧度合いは最終出口のSPユニットに委ねる。こう言う状態にしないと上流からキャラが付き過ぎて何が何だかさっぱり分からない・・・現状のオーディオ界の常態を覆すモノを作って下さい。

SPシステムもそれを駆動するアンプがなければただの箱になってしまいますから...。

さて、これに関連し私の所有するMJ誌もお譲りして製作の一助になればと思っております。もっと前にこう言うことが分かっていれば私は30年以上のMJ誌の読者なので全てお譲り出来たのですが、残念ながら保管のこともあり、溜れば直近の4~5年分を除き捨てて来ました。゜゜(´□`。)°゜。。

ですから今回お譲り出来るのは歯抜け(減量の為、中身の確認をせず捨てた為)の10数冊となりました。来月お渡し出来る日がありますのでそれまで大切に保管しておきます(爆)。

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2010年9月11日 (土)

サーロジックSPシステムの音のイメージは!?

先日、匡体イメージが発表された後何度か村田さんにお話を伺い、そのシステムの可能性に思いを馳せ未だ姿・形も見えないのに益々その完成を首を長くして待っている「未だ見ぬ君(SP)に恋してる」伊豆の変な爺です(爆)。

その匡体もこれから実際に作って行かれる訳ですが、現在、その為の治具作りをされているようです。

尤もコンピュータによる精度の高い工作器具はあるでしょうが、村田さんにとってこのSPは大量生産販売の対象ではないのでそう言う器具への過大な投資は出来ない、と言う訳で↑のようなことをされています。

昔の大工を始め工作を生業とする方たちは全て自分用の治具を手作りされていました。

尤も市販されている質量ともに現在とは比較になりませんから必要に迫られてのことでしょうが...。

とは言え、現在でも市販のモノで全てが上手く行く程甘くはないのでこう言う作業が大事になって来ます。

さて、Midbassup630w760h1

イメージは←写真の通りですが、側面とかのフォルムについては村田さんの拘りが発揮されそうです。

単なる長方躯体ではないと言うことですね。

又各ユニットの周辺・後方の空気室に付いてもそれぞれ工夫が行われるようです。

それと最初の「ウーファ以上が同じ匡体にマウント」状態から別になったのは矢張りウーファの強大な振幅・振動による弊害を少なくする為のようです。

常識的に考えてもウーファとツィータ、スーパー・ツィータが同じ匡体にマウントされるのは問題が大きいことは分かります。

ツィータ以上の微細・微小信号がどれほどマスクされるかは容易に想像出来ますから...。

市販品はそこまでやってられない、と言うのが実情でしょう。

音的にはそれこそ村田さん自身が今までルームチューン等で見聴きして来た数多いSPシステムを通じて長所・短所を知り尽くした上での音決めになると思います。

最後に村田さんのエッセンスが加わりまさに村田マジックの真骨頂が発揮されることでしょう。

パワーについては最終的にはどの帯域も1KW以上を考えておられるようです。

常識的にはオーバースペックのような気がしますが、音のクリップ等を考えて最大限の配慮をしたいと言うことのようです(余裕が一番)・・・弁当箱では収まらなくなりそうです。゚゚(´O`)°゚。

又村田さん曰くセラミックはチンチンと茶碗の音がする、又高域に同じメーカーのユニットを使うとそのメーカーの個性が出易くなって来る等々、言われて初めて納得出来る音の捉え方をされています。

こう言う前提で私なりにどう言う音になるのか大胆に妄想を膨らませてみました。

記事↓は飽く迄も私自身の独断と偏見により勝手に妄想したモノですのでご承知置き下さい(爆)。

SPユニットの構成による推測

1.強大なサブウーファ・ウーファに支えられたエネルギー感満載のシステム(別匡体)。

我が家ではその下のスーパー・サブウーファは使用せず・・・家が壊れる可能性あるので。

写真はサブウーファに使用予定のAura NS12-784-4Aです。-4ANS12-794-4A

 

Aura250w248h1

 

Dc2txs154h140h1 ウーファは現在使用中のD.Cube2x2を帯域変更の上使用します(写真は別シリーズです)。

2.ミッドバス以上が同じ匡体↑にマウントされる訳ですが、空気室が必要なのはこのミッドバスだけになるようです。

ミッドバスの能力を最大限発揮出させることがポイントのようです。

3.このシステムの要はミッドレンジ(Volt VM752)ですがこのドームスコーカが村田さんの惚れ込んだ最大のユニットでもあります。

4.ツィータ、スーパー・ツィータは同じメーカーのユニットとしない。

ここにも村田さんの拘りがあります(写真のスーパー・ツィータは最終的には勿論何れか一方になります)。

5.又、スーパー・ツィータは20千Hzまでとしています。

このデータは普通のシステムでしたらツィータの領域ですね。

私は今までも言って来ましたが、村田さんも同じような考えでこれ以上の帯域は意味がないとしています。

楽器の倍音を考えても人間の聴力を考えても悪戯に伸ばすのはメーカーの意図的な企画であって高額化に繋がるだけの弊害そのモノです。

そんなことにうつつを抜かす余力があるのでしたら、他にやることが一杯あるだろう、と言うことでした。

まさにその通りだと思います。

以上のような構成を前提にして私は大胆に妄想を働かせてみました。

つまり、このSPシステムは

一言で言えば柔と剛を併せ持つ対応力の大きいシステムです。

時には野生の獣のような獰猛さ・猛々しさ・凄みを感じさせつつ一方では天女のような微笑みも併せ持つ言ってみれば「美女と野獣」の相反する部分をきっちりとカバー出来る極めて奥が深く幅の広いシステムと想像します。

ソースの魅力を引き出すに当たっては何も引かず、何も足さずにそれを可能ならしめるポテンシャルを持ったシステムと言えるでしょう。

当然そうなれば今までおやっと思った気になるソフトも判定の根拠が崩れる訳なので捨てられません。

村田さんプロデュースの渾身の作となるに違いありません。勿論この能力を最大限発揮させ得るのは最高のオーディオルーム(=オーディオルームキット使用)での使用なのでそこのところがちょっと辛いです...。゜゜(´□`。)°゜。。

追記

実は未発表のもう一つのシステムの構想があるようです。

これはヴォーカルを中心に聴く場合は最高のシステムだ、と村田さんは言っておられます。

ドーム型、ホーン型、そして第三のシステム何れもそれぞれの特徴があるのでひとつで全てを満足させることは適いません。と言っても市販のレベルの話ではありません。もっともっと高い次元での話ですが...。

私はガツンと来る音も聴きたいし、陶酔して体が融けてしまいそうな三次元の(女性)ヴォーカルも聴きたい。

そう、本音は(ドーム型・第三のシステム)両方欲しいのだ。・・・生き永らえていれば買える日も来るかな...(爆)(最初は勿論、ドーム型です)。

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2010年9月 3日 (金)

サーロジックSPシステムの筐体イメージ発表!!

過日お知らせした内容に若干訂正があります。

ウーファ以上の帯域は同一筐体に収納と書きましたが、先程HPを見ると次のように発表されていました。http://www.salogic.com/DemoRoom/Speakers/SALogic-speakers.html

我が家の例で言えば、この方がそのまま流用出来そうですが...(爆)。

Midbassup630w760h1_2

未だゝ変更は出て来そうなので現時点では余り決め付けることをしないで村田さんの進め方を見守っていたい。

匡体のイメージは前に村田さんから聞いていた通りのJOSERのデザインにミッドバス以上を当てはめたものとなった。

スーパーツィータはScan D2904/7100-03・Scan R2904/7000-00のいずれか。

ツィータはMorel ST1108

ミッドレンジはVolt VM752

ミッドバスはScan 22W/8851T00

私はこれがどう言う音色を奏でるのかそれが一番の楽しみです。ユニットの色味の不統一は構わないですけれど。

気になるのであれば普段はネットを被せておけば良い等やり方は色々考えられますね。

尤もこれも音色が合わなければドンドン変更される予定です。

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