分電盤関連

2010年8月 3日 (火)

分電盤関連の纏め

分電盤についてはかつての記事を私の備忘録として必要なところだけアップしておりますが、検索からお立ち寄り頂く方も多いようで嬉しいやら、複雑な気持ちです。

この記事は飽く迄も私の経験から知り得たことを書いていますので経験豊富な方から見れば大したことねーや、と思われるかも知れません。

それは当たり前のことなのでご覧頂いた方の判断にお任せしたいと思います。

で、改めて経験を踏まえ私の基本的な考え方を纏めてみました。

1.分岐はメーター直下にメインブレーカを移設し、ここでオーディオ専用と住居用に分岐する。

間違っても住居用の分電盤の1回路(又は複数回路)から取り出してオーディオルーム内へ分電盤を設けてもそれは使い易いようにしただけの意味で専用とは言えません。

メインブレーカを室内から外へ移設すること自体は東京電力管内では問題ありません。・・・他地区については該当の電力会社にご確認下さい。

2.引き込み後に使用するケーブルについて(オーナー管理部分)

CVT系の硬い被覆線は硬い音がする。・・・これは常識。そして価格も高い、と言うことを前提に検討された方が良いと思います。(知っていてやるのと知らずにやるのとでは大違いと言う意味で...)

3.匡体に子ブレーカを配する時は出来るだけ間隔を取って余裕のある配置とする。間隔が狭いほど磁場・ノイズ等お互いに影響を受け易い。・・・びっしりとくっつきあった市販品は論外です(専用分電盤を検討される意味合いが限りなく少ない・・・私が今の分電盤にする前の姿です(;´Д`A ```)。

4.配線は銅ブスバーを利用しないでケーブル配線とする。

メインブレーカから流れる電流が子ブレーカ間を共有することになるので意味がない。

5.アースは一ヶ所に落すようにアースバーを設置する。

地中のアース棒との仲介のアース線も細いとアンテナ効果が出てしまうので出来るだけ太い線を使用する。

6.100Vと200Vのブレーカが同一筐体内で混在しないようにする。

7.分電盤から引き出したケーブルは出来れば機器と直結給電のスタイルとする。

8.と言うことは1ブレーカ、1機種の接続が基本となる。

9.ここまでやって来て電源タップの使用は意味がないのでどうしてもと言う時の避難措置程度にお考え下さい。

10.オーディオルームのメインブレーカの容量は家全体の容量以下であれば問題ありません。当然のことながら超えることは出来ませんのでご注意を。

言葉で言えばこんなところでしょうか。

皆さんの思う方向でやることで何ら不都合はありませんし、これこそ機器と違って比較のしようがないので経験の有無の差でしかないでしょう。

問題は専門業者ですとそれぞれのノウハウがあるので知らないことはお任せでも良いですが、街の電気屋さんに頼む場合(経験が少ないし、オリジナル開発品?がないのでコスト的には安く上がる)はオーナー自らが理解していないと出来上がりは全く違ったモノになる可能性が高いので要注意です。

ただし、専門業者はそれぞれ個性があるので皆さんの志向する方向性と合っている業者を選ぶことが大事ですね。

特別の機器を使う場合以外はステップダウン(200V→100V)は使う必要もないし、兎に角トランスを使うことでその段階でキャラが更に増えることは間違いないのでその点を理解した上での使用として下さい。・・・定電圧電源装置も同様

ク○○オ処理などはどう言う処理をして又その効果の持続性が果たしてどの程度あるのか私には全く分かりませんので私とは無縁の世界です。

後は皆さんの思うようにやって下さい。

以上分電盤関連の纏めでした。

追記

更に言えば分電盤内の仕様も工夫すればするほど効果がありますが、それは皆さんのアイデアでやって見て下さい(以上は全て電気工事士の資格が必要なので自分で工事することは出来ません)。

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2010年4月29日 (木)

分電盤工事・・・備忘録

これは’08.12.6の出来事です。

旧ブログが10/1以降消滅しますので私自身の備忘録として旧ブログから転記・要約しました。

12/6、根岸さんがお見えになりました。4月と7月に分電盤工事をして頂きましたので今回が3度目の訪問になります。

今回の当初の目的は来春に予定している庭のスッキリポールのメーター直下のメインブレーカからオーディオルーム内の分電盤まで引き込んでいる22SQ線の線種の変更の為の下検分といったところです(現状CVT→KIVに変更)。

根岸さんが4月に来られた時一目でこの線は変えた方が良いですよ、と言われたのです。その当時(数年前)未だ線種の違いまで検討したこともないし、音の差は全然分からなかったので業者の方が持って来たものをそのまま使用しました。

根岸さんによると線種によって相当音質の差があるそうで、矢張り専門の方の教えを請わないと駄目ですね。(現在使用のCVTは圧縮度が高く線が硬い、従って音も硬いのですね、でも線材としてのコストは高い

と言うことで今回はその引き回しの方法と長さの確認等をして頂く為です。これ自体はそれ程時間が掛かることでもない、と思います。そしてもうひとつは100V分電盤から200V分電盤へケーブルの移設をお願いします。目的は将来プリ・パワー等の買い替えがあったとしても100V使用の可能性が低くなった為、です。

それは現在LINNのLP12システムで電源とフォノイコを200V使用で使っていますが、これは100V使用時と比べる必要のない位差が大きいことが分かった為です。ですから将来の備えとして実施する訳で実現の可能性があるかどうかは全く分かりません、と言うよりもないかも...

閑話休題

今回の作業によって大きな発見がありましたのでご報告したいと思います。

それは使用していないブレーカからのケーブルの取り外しがビックリする位の効果を齎したことです。電界・磁界の悪影響・アンテナ効果から逃れることによるもの理由はハッキリしません。しかしこんなにハッキリ違いが出るとは思っていませんでしたのでこれには根岸さんもビックリして、たまげた、参ったの連発です。

今日の作業は一応将来を見据えての移設だけの積りだったのですが思い掛けない効果が出た、と言うか出てしまったのです。

合計3本のケーブルを100V分電盤から200V分電盤へ移設して試聴した途端、歪が激減しているのが分かりました。今までも使用していないのでブレーカ自体はオフにしてありました。

そのブレーカからアウト側のケーブルを外しただけなのですね。しかもブレーカまでのイン側のケーブルは接続したままです。

余りの違いにもう1本使用していないブレーカがありましたので同様にそれも外しました。参りましたね、ドンドン歪みの減少に拍車が掛かって行きます。

近接すると良くないと言うことは理屈では分かっていましたが、ここまでとは思いませんでした。

そこで来春予定の前述の引き込み線の変更はその後の対応を踏まえて実施することとしました。

その後に実施する分電盤の設置方法は最終形態とでも言うべき内容で、名付けて分電盤の戸建て方式(私が勝手に命名しました)です。

この方式そのものは根岸さんがご自宅で次のステップで実施しようと検討していた姿でしたが、今回の我が家のちょっとした作業がちょっとした効果でなく根岸さんに絶対やるべしと強い確信を持たせたようです。

もう後戻りは出来ない、思いっ切り背中を後押しされた形となりました。

今のような「筐体に数回路分を纏めて設置」する(集合住宅方式(これも私が勝手に命名))やり方には最早限界がある。ブレーカ間をある程度離すことでは対処出来ない限界を感じてしまったのです。

戸建て方式を簡単に説明しますと文字通り「一筐体に一回路」設置することです。筐体はこれまでと同様にシールドボックスです。

今日の作業で演奏そのものに存在する歪み成分(これ自体は音楽の成分のひとつである)と電源環境の歪が融合して更に訳の分からないものに仕上がっていることが判明しました。

演奏そのものの歪みは有って当然ですのでそれは問題ではありません。でも電源環境の発する歪みは不要ですね。これが移設することで減少し、その効果が分かったのです。

これは今年一番の収穫です(今年は機器等の更新は何もない)。

と言うことで今の姿は後何ヶ月見られるのでしょうか。いやはや参った、は私も同様の感想です。次のステップで今の筐体2つと100Vブレーカが4つ不要になります。決して安いものではないのでいやはや参った、なのです

ここまでやって来るとどんなに優秀な電源タップでも2回路を使っている場合は問題外であることが分かってしまいます。勿論その前にタップ自体を使用・経由すること自体が問題ではありますが...。

いやはや電源の奥深い知られざるその世界、知ってしまうと後戻り出来ません。実施までには多少時間は掛かりますが形そのもののイメージは既に出来ていますので後は資金の調達が出来るかどうかですね。

我が家の場合、筐体は全部で12個(100V6個、200V6個)使用を前提(現状と増設を見越して)にします。

一つひとつは小さいものですが現在のものと同じ仕様にしますのでその資材の調達と準備には相当の時間が掛かると思いますし、資金捻出のことと絡んできますので直ぐには結論が出せないのですね(不景気で先のことが読めない)。

時期的には未定なれど分電盤の最終形態として実現には是非挑戦したいと思っています。

根岸さん、今日は思いも掛けない効果が確認出来て良かったですね。当初は全く期待もしていなかっただけに素晴らしいプレゼントになりました。

しかし、この後何度も採り上げましたので以前よりご覧頂いている方には申し訳ないですが、昨年4月に解雇され、今はしがない年金生活になっていますので全てが白紙状態です。

夢を持ち続けることで生きる気力に繋がれば、と思っています。

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2010年4月28日 (水)

200V分電盤工事・・・備忘録

200V分電盤工事(’08.7.12に工事)

1)分電盤使用部材
・分電盤ボックス  :カワムラ  HX 54-12BK   × 1台
・メインブレーカ  :テンパール B-62S      × 1台
・サーキットブレーカ:テンパール B-2EA      × 6台
・ケーブルグロメット:18φ用抜け止めパッキン入り × 6個
・ベークブッシング :一次側幹線取り込み用    × 2個
・部材       :配線材・圧着端子・支持材等 ×一式

2)分電盤追加加工部材
・制振材      :ミドー  3-20AL  盤内用 × 2組
・   〃     : 〃        基板用 × 1組
・ブレーカ端子ネジ :チタン  SNPT-M6x12    × 4個
・   〃     : 〃   SNPT-M5x8     ×24個
・   〃     : 〃   SNPT-M4x20    × 4個
・端子座金     : 〃   SWAT-6-F     × 4個
・   〃     : 〃   SWAT-6-S     × 4個
・ブレーカ固定ネジ :ステンレス製タッピング   ×24個
・アースバー    :アルミ製          ×一式
・カーボンパネル  :内部基板用 厚さ1mm     × 1枚

3)一次側幹線    :VCT 22sq-2c         ×  2m
・シールド、静電防止メッシュ処理         ×一式
・ケーブル支持金具 :ステンレス製        × 4個

4)二次側電源ケーブル
・ZAC1fs/1.0m    :ブレーカー直結       × 1本(LINTOに接続予定)
・ 〃 /2.5m    :   〃          × 1本(LINGOに接続予定)

これは私自身の覚書として要約しました。

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2010年4月27日 (火)

100V分電盤工事・・・備忘録

100V分電盤工事(’08.4.19工事)

1)分電盤使用部材
・分電盤ボックス  :カワムラ  HX 54-12BK   × 1台
・メインブレーカ  :テンパール BU-63 1EC60A  × 1台
・サーキットブレーカ:テンパール B-1EA      ×10台
・ケーブルグロメット:18φ用抜け止めパッキン入り ×10個
・部材       :配線材・圧着端子・支持材等 ×一式

2)分電盤基本製作関係
・各部材加工・組み上げ・配線圧着・接続      ×一式

3)分電盤追加加工部材
・制振材      :ミドー  3-20AL  盤内用 × 2組
・   〃     : 〃        基板用 × 1組
・ブレーカ端子ネジ :チタン  SNPT-M6x12    × 6個
・   〃     : 〃   SNPT-M5x8     ×40個
・   〃     : 〃   SNPT-M4x20    × 4個
・端子座金     : 〃   SWAT-6-F     × 6個
・   〃     : 〃   SWAT-6-S     × 6個
・ブレーカ固定ネジ :ステンレス製タッピング   ×24個
・上記各作業   :              ×一式

○引き出し線(全てN2シールド仕様)
 左から・・

  長さ:末端仕様
1)150cm:インレット・フルテックFI-25R
2)100cm:インレット・フルテックFI-25R
3)100cm:2口タップ・明工社ME8502(鋳造ボックス)
4)200cm:インレット・フルテックFI-25R
5)150cm:インレット・フルテックFI-25R
6)200cm:インレット・フルテックFI-25R
7)200cm:インレット・フルテックFI-25R
8)250cm:インレット・フルテックFI-25R
9)250cm:インレット・フルテックFI-25R
10)300cm:インレット・フルテックFI-25R

これは私自身の覚書として要約しました。

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