お気に入りアーティストの紹介です。
最初はEVA CASSIDYです。アルバムはSONGBIRD(’03発売 BLIX STREET)です。
Ⅰ
1.FIELDS OF GOLD
2.WADE IN THE WATER
3.AUTUMN LEAVES
4.WAYFARING STRANGER
5.SONGBIRD
Ⅱ
1.TIME IS A HEALER
2.I KNOW YOU BY HEART
3.PEOPLE GET READY
4.OH、HAD I A GOLDEN THREAD
5.OVER THE RAINBOW
流石LPです。CDとは違って彼女らしいきつめの声も何故かマイルドです。
彼女は1996年11月、癌の為僅か33歳で亡くなっている。
私が彼女のアルバムを知ったのは勿論死後のことで少し昔の確かAB誌で今のハーマンインターナショナルの社長(当時も)の安田さんがインタビューに応えておられ確か香港で購入したアルバムで中々良いのがあると言うコメントがあったのを見て購入したのが切っ掛けです。
すっかり嵌り殆どのCDは持っています。
勿論LPはこれ一枚だけです(新品未開封も1枚あります)すっかり大のファンとなって私のHNは彼女の名前から拝借しました。
アルバムはSONGBIRD(’92、’96~’98録音 BLIXSTREET)のCD盤です。
1.FIELDS OF GOLD・・・スティング・・・○
2.WADE IN THE WATER・・・ゴスペル・・・●
3.AUTUMN LEAVES・・・ トラディショナルなスタンダードナンバー
4.WAYFARING STRANGER・・・●
5.SONGBIRD・・・クリスティン・マクビー・・・○
6.TIME IS A HEALER
7.I KNOW YOU BY HEART
8.PEOPLE GET READY・・・ソウル・・・○
9.OH、HAD I A GOLDEN THREAD・・・●
10.OVER THE RAINBOW・・・トラディショナルなスタンダードナンバー・・・○
本作はイーヴァ・キャシディ(読み方はエヴァ・カシディとも色々言われていますが私は初めて知った時の表記に拘りたいと思います)が地方レーベルからリリースした3枚のアルバムから選りすぐられている。
その忘れがたき美しいボーカルは、33年の短い生涯のあいだ、ホームタウンのワシントンDC以外では無名に近かった。
彼女はたぐいまれなボーカリストであり、どんなナンバーでも最適な解釈で歌う。
それは、そのソウルフルな澄んだ歌声とみごとな表現力に、ジャズやポップスの控え目なアレンジをほどこしたおかげである。
本作はこの本物の才能を持ったボーカリストの優れた紹介状と言える~ネット。
次はLIVE AT BLUES ALLEY(’96録音 ’98発売 BLIXSTREET)です。
私は’03.7に購入しました。
元々発売されたのは4枚だけとか。
後はコンピレーション盤のようです。・・・ネットで見る限り生前に発売されたのはTHE OTHER SIDE(’92発売)だけのようですね。
一番好きなアルバムがこのライヴ盤です。これがLPでないのが残念なのです。
次はIMAGINE(’02発売 BLIX STREET)です。 ’03.7に購入しました。
1.IT DOESN’T MATTER ANYMORE・・・●
2.FEVER・・・●●
3.WHO KNOWS WHERE THE TIME GOES・・・●●
4.YOU’VE CHANGED・・・●●
5.IMAGINE・・・●
6.STILL NOT READY・・・スタジオ録音・・・●
7.EARLY MORNING RAIN・・・●●
8.TENNESSEE WALTZ・・・●
9.I CAN ONLY BE ME・・・スタジオ録音・・・●
10.DANNY BOY・・・●
このアルバムは全曲未発表、ライブ録音されたものがほとんどだが、『LIVE AT BLUES ALLEY』を聴いたことがある人なら、キャシディーのライブ演奏がどんなに新鮮か、知っているだろう。
サンディー・デニスの「WHO KNOWS WHERE THE TIME GOES」は要チェック。
楽々とこなす理想的なカヴァー曲にうれしくなって身震いするだろう。
『BLUES ALLEY』セッションからの「YOU’VE CHANGED」では彼女のソウルフルなジャズが味わえる。
ソロアコースティックで贈るゴードン・ライトフットの「EARLY MORNING RAIN」は彼女のギターの巧さを見せつける。
彼女が歌えば馴染み深いスタンダードナンバーも、どこか新鮮で心に訴えかけるものがあるということは確かだろう。
〆は素敵なソロスタンダードナンバー「DANNY BOY」だ。
録音の質は曲ごとに異なっていて、多分観客の声を消すために、ところどころ不自然なフェードアウトがあるが、それでも光彩を放つ音楽が鮮やかに伝わってくる~ネット。
私の最も好きな歌姫は彼女です・・・でも今はもういない...。
アルバムはAMERICAN TUNE(’03発売 BLIX STREET)です。 ’03.8に購入。
1.DROWNING IN THE SEA OF LOVE・・・●●
2.TRUE COLORS・・・●●
3.THE WATER IS WIDE・・・●●
4.HALLELUJAH I LOVE HIM SO・・・●●
5.GOD BLESS THE CHILD・・・●●
6.DARK EYED MOLLY・・・●
7.AMERICAN TUNE・・・●
8.IT DON’T MEAN A THING・・・●●
9.YESTERDAY・・・●●
10.YOU TAKE MY BREATH AWAY・・・●●
隠されていた貴重な音源がまたひとつ解禁になるということで、エヴァ・キャシディのファンは安堵(あんど)にも似た気持ちをかみしめているに違いない。
本作ではスタンダードなレパートリー(「YESTERDAY」から「GOD BLESS THE CHILD」、レイ・チャールズの「HALLELUJAH I LOVE HIM SO」に至るまで)と有名ではないが良く出来た曲(ジョー・サイモンが’70代初頭にヒットさせたソウル・ナンバー「DROWNING IN THE SEA OF LOVE」)を織り交ぜた選曲がなされた。
本作でベールを脱いだこれらのトラックは、まるで――そう、長い間会っていない大好きな友だちから届いた手紙のようだ。
キャシディにそう伝えられたら、きっと喜んでくれるに違いないのだが~ネット。
馴染みのない曲もあるが他のアルバムと重複していないことを考えればそれだけでこのアルバムの価値もあると言える。
今後新作が望めない以上出来るだけ多くの曲を世に送り出してくれたことが有り難い。
次はSOMEWHERE(’08発売 BLIX STREET UK盤)です。 ’08.7に購入しまし た。
1.COAT OF MANY COLOURS・・・●
2.MY LOVE IS LIKE A RED、RED ROSE・・・●
3.AIN’T DOIN’ TOO BAD・・・●
4.CHAIN OF FOOLS・・・●
5.WON’T BE LONG・・・●
6.WALKIN’ AFTER MIDNIGHT・・・○
7.EARLY ONE MORNING・・・●
8.A BOLD YOUNG FARMER・・・●
9.IF I GIVE MY HEART・・・●
10.BLUE EYES CRYING IN THE RAIN・・・●
11.SUMMERTIME・・・●
12.SOMEWHERE・・・●●
これは輸入盤ですので試聴感想のみです。
どんな歌を歌っても感情移入が素晴らしく自分のモノにしてしまう。
この才能は凄い。今更ながら本当に惜しい人を早く亡くしたものだ、と思いつつ聴いています。
アルバムはTIME AFTER TIME(’00発売 BLIX STREET)です。
’03.7に購入し ました。
メンバーはKEITH GRIMES(eg)、CHRIS BIONDO(b)、LENNY WILLIAMS(p)、RAICE MCLEOD(ds)、EVA CASSIDY(a & eg)です。
1.KATHY’S SONG・・・●●
2.AIN’T NO SUNSHINE・・・●●
3.THE LETTER・・・●●
4.AT LAST・・・●●
5.TIME AFTER TIME・・・●●
6.PENNY TO MY NAME・・・●●
7.I WANDERED BY A BROOKSIDE・・・●●
8.I WISH I WAS A SINGLE GIRL AGAIN・・・●●
9.ANNIVERSARY SONG・・・●●
10.WOODSTOCK・・・●●
11.WAY BEYOND THE BLUE・・・●●
エヴァ・キャシディのストーリー(驚くべき才能、純粋さ、飾り気のなさ、名声に対する無欲、33歳という若さでの癌による急死)は大きな注目を集め、人々の、とりわけ英国民の想像力をかきたてた。
エヴァの声は一度耳にしたら忘れられない。
ヴィブラートと揺るぎない音程によりとぎ澄まされた、ピュアで透明感あふれる歌声を、エヴァはハスキーなブルースから力強いバラードや素朴なフォークソングにまで巧みに取り入れた。
だがエヴァの歌はレコード会社の重役たちには荷が重すぎたようだ。
彼らはあの無限の才能を持て余した。
その結果、エヴァはほんのわずかしか作品を残さず、その多くは、友人であるベーシストのクリス・ビオンドの持つワシントンDCの小さなスタジオでレコーディングされた。
そこでの録音が本作のトラックの大部分であり、なかには飛びきりのパフォーマンスもある。
本作は、あまりにも短い生涯を送ったすばらしい人気シンガーへの感動的な入門盤と言える~ネット。
これも非常に良いアルバムです。
アルバムはEVA BY HEART(’97発売 BLIX STREET)です。 ’03.7に購入しまし た。
1.I KNOW YOU BY HEART・・・●●
2.TIME IS A HEALER・・・●●
3.WAYFARING STRANGER・・・●●
4.WADE IN THE WATER・・・●●
5.BLUES IN THE NIGHT・・・●●
6.SONGBIRD・・・●●
7.NEED YOUR LOVE SO BAD:with CHUCK BROWN・・・●●
8.SAY GOODBYE・・・●●
9.NIGHTBIRD・・・●●
10.WALY WALY・・・●●
11.HOW CAN I KEEP FROM SINGING?・・・●●
アメリカ本土のサンディ・デニーのように、エヴァ・キャシディの声はできるだけ優美であろうとしているがそれでもソウルフルで、どこか不安をかき立てるが温かく、少なくともこの歌を聞いている間は、彼女ほどのシンガーはいないと信じさせるだけの何かをもっている。
亡くなったこのワシントンDCのシンガーの声は純粋で、趣味の良いストリングスと彼女自身による天使のようなバック・コーラスに乗って、冒頭の「I KNOW YOU BY HEART」で輝き、「WADE IN THE WATER」で火を捉えており、この’96のスタジオ録音アルバムでは決して衰えることがない。
さらに、キャシディの豊かなヴォーカルは「NIGHTBIRD」や「WALY WALY」のような静かに内省するような曲に最も映える一方で、「TIME IS A HEALER」のように、ホイットニーやマライアの尻を蹴飛ばすメリスマのような激しさが聞ける奮闘ぶりも楽しい。
初めてキャシディを聞くのならば、このCDか『SONGBIRD』のコンピレーションが最初の1枚としては最高だろう。
この偉大なるアメリカのアーティスト入門編として~ネット。
確かに入門編と捉えるなら、『SONGBIRD』よりこちらの方が良いかも。
私は別の事情で『SONGBIRD』を先に知ったのでそこから彼女のアルバムを買い進めましたが...。
これが文字通りの遺作です。
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